【産後のストレス・メンタル不安定】気持ちではなく、体から整える〈自由が丘の整体〉

東京・自由が丘|産後の心と体

産後、なぜか気持ちが休まらないあなたへ

その苛立ちの下に、疲れた体はありませんか。
ストレスは、悪者ではありません。

院長 小松泰範
小松 泰範こまつ・やすのり/院長
ナチュラルカイロプラクティック院 院長(東京・自由が丘・2006年開業)

  • 臨床20年・数千人を施術/日本カイロプラクティック医学協会 正会員
  • トリガーポイントセラピスト/著書2冊

些細なことでイライラする。夫の一言にカッとなる。赤ちゃんを守ろうと、気が張って休まらない。——「ガルガル期」とも呼ばれる、産後のこの状態を、多くのお母さんが我慢だけで乗り越えようとしています。

この記事は、その苛立ちを叱る記事でも、「気の持ちよう」で片づける記事でもありません。あなたのその苛立ちの下に、疲れきった体があるのではないか——20年、産後の体を診てきた立場から、そういう話をします。

目次

まず——ストレスは、悪者ではありません

「ストレスをなくしましょう」と、よく言われます。でも私は、そうは言いません。ストレスに反応する仕組みは、生きるために必要なものだからです。

危険を感じたとき、体は一瞬で戦う準備をします。心臓が速くなり、筋肉に力が入り、意識が鋭くなる。これは「交感神経」という、体のアクセルが踏まれた状態です。この反応があるから、私たちは危機を乗り越えられる。産後、赤ちゃんを守ろうと気が張るのも、本来は、我が子を守るための正常な働きなのです。

だから、気が張ること自体を責めないでください。問題は、反応することではなく——そのアクセルが、踏まれっぱなしになることです。

アクセルを踏むスイッチは、3つあります

交感神経のアクセルを踏むのは、心の問題だけではありません。私が体を診ていて思うのは、スイッチは大きく3つあるということです。

ストレス不安・緊張・気の張り。心から入るスイッチ。
冷え体が冷えると、体は熱を守ろうと血管を締め、アクセルを踏みます。
痛みこりや痛みが続くと、体は警戒し、アクセルを踏み続けます。

ここが大事なところです。世の中では「気の持ちようで体調が決まる(病は気から)」と言われます。半分は本当です。でも私が毎日診ているのは、その逆の流れ——冷えや痛みという体の側から、心のアクセルが踏まれていく現象です。

つまり、心を落ち着けようとしても、体が冷えていたり、どこかが痛んでいたりする限り、アクセルは踏まれ続ける。気も、体から乱れるのです。

だから私は、心と体を、別々のものとは考えていません。

心と体を、分けて考えてはいけない。
——一心同体。

産後は、このアクセルが踏まれっぱなしになりやすい

ここで、大事なことを一つ。アクセルを踏むのは、つらいストレスだけではありません。育児が楽しくても、嫌なことが何もなくても、赤ちゃんを守ろうと気を張っているだけで、アクセルは踏まれます。良い緊張も、悪い緊張も、体にとっては同じ一つのアクセルなのです。

そして張っている間は、意外と動けてしまう。気力で回復を先送りにしているからです。ところが——緊張状態は、長くは続けられません。産後3か月ほどして、ふっと気が緩んだとき、それまで溜め込んだ疲れが、どっと出てくる。ホルモンの影響なのか、張り詰めの反動なのか、そこは分かりません。ただ、張り続けた分の請求書は、必ずあとから届きます。

骨盤矯正で来られた方が、こう話されたことがあります。「育児は楽しいし、全然疲れていないと思っていた。でも施術の翌日、体が軽くてスッキリして——ああ、本当は疲れていたんだ、と実感しました」。張っている本人ほど、自分の疲れに気づけない。それが、緊張状態の怖いところです(※感じ方には個人差があります)。

そして、溜まった緊張は、どこかへ出ます。体を壊すか、いちばん近い家族——子どもや夫へ、こぼれるか。ガルガル期の八つ当たりは、性格や母性だけでは説明しきれません。行き場を失った緊張が暴発しているのだと、私は見ています。あなたが気短なのではありません。アクセルの、抜き方が分からなくなっているだけです。

働くお母さんには、社会経験からストレスの扱いが上手な方も多い。でも、心で抑え込めることと、体のアクセルが戻ることは、別の話です。むしろ、心で管理できる人ほど、緊張は表に出ず、体の内側に溜まっていく。しっかりした人ほど、ある日どっと崩れるのは、そのためだと思います。

しかも、これは輪になっています。痛みがアクセルを踏む → 血流が落ちて体が冷える → 冷えがまたアクセルを踏む → こりと痛みが強くなる。一度この輪に入ると、自分ではなかなか抜け出せません。

アクセル
踏みっぱなし
回復が
追いつかない
気が張る
(良い緊張でも)
血流低下
・冷え
こり・痛み
が強まる

整体にできるのは、この輪のどこか一点——緑の枠(冷えと痛み=体の側)に、手で働きかけること。

お腹が張って苦しい、という方も多い。アクセルが踏まれっぱなしだと、胃腸の動きは後回しにされるからです(腸は、リラックスしているときによく動きます)。私の実感では、気持ちが不安定で、食欲がなかったり、逆に食べすぎてしまったり、胃のむかつきや腹痛が出やすかったりする方は、お腹を触るとかたい。交感神経が働きすぎて、胃腸に負担がかかっているのだろうと見ています。そして、そのお腹の張りがゆるむと、意外なほど気分もすっきりする方が少なくありません(※感じ方には個人差があります)。

もう一つ、産後に一番こたえるのが、睡眠です。「まとまって眠りましょう」と言われても、それができないのが産後です。でも、アクセルを戻すのに、長い睡眠は要りません。25分ほどの短い休息でも、深く眠り込む手前で切り上げれば、体はふっと緩みます。ただ産後は、その25分すら、気が張って自分では取りにくい。眠ろうとしても、アクセルが踏まれたままだからです。

最近は、腸内の環境と心の状態のつながり(脳腸相関)も、研究が進みつつあります。私の臨床実感とも一致することが多く、これから何が分かってくるのか、楽しみにしています。(※現時点では、まだ分かっていないことも多い領域です。)

心は休ませる。体のスイッチは、切れます。

3つのスイッチのうち、心のストレスは、休息や、周りの支え、必要なら医療の領域です。ここは、無理に一人で何とかするものではありません。

でも、残りの2つ——冷えと、痛み。この体の側のスイッチには、手で働きかけられます。こり固まった首や肩をゆるめ、痛みをやわらげ、血流を促して体を温める。踏まれっぱなしのアクセルが、少し戻りやすくなる。それが、整体にできることだと考えています。

気分そのものを治すわけではありません。ただ、体のアクセルが一つ戻ると、張り詰めていたものが少しゆるむ。その結果として、気持ちが軽くなったと話される方は、少なくありません(※個人の感想です)。

そして、さきほどの「25分の休息」。自分ではうまく取れないという方でも、整体の時間そのものが、その休息になります。体をゆるめながら、アクセルが戻る時間を過ごしていただく。決まった手順書はありません。よく話したい方とは話し、静かに過ごしたい方はそっとしておく。特に、心が少し疲れている方や、これまでの整体で嫌な思いをして身構えている方には、こちらから間合いを計ります。同じ「肩をゆるめる」でも、その人が緩む道は、一人ずつ違うからです。

「整体帰りの妻は、機嫌がいい」
——ご主人たちから、よくいただく言葉です。

これは冗談のような、でも本当の話です。ご本人が「気分を良くしよう」と頑張ったのではなく、体のスイッチが一つ切れた結果、自然とそうなる。「久しぶりに深く眠れた。細切れの睡眠は仕方ないけれど、眠りの質が変わった気がする」——そう話される方もいます(※感じ方には個人差があります)。私は、それでいいと思っています。頑張って機嫌を良くするのではなく、頑張らなくてよくなること。それが、体からのアプローチの良いところです。

我慢だけで、越えようとしないで

産後の気の張りを、根性で乗り越える必要はありません。もし体が冷えて、こって、痛んでいるなら——そちらは、手で楽にできる部分です。そして、心がしんどいなら、一人で抱えないでください。話せる誰かに話すこと、自治体の産後ケア(いきなり薬の場所ではなく、休息と手当ての場所です)を頼ること。それも、体を休めるのと同じ、一つの手当てです。

ただ、「消えてしまいたい」と感じるほどなら、それはもう、我慢する段階ではありません。その気持ちは、あなたが弱いからではなく、心と体が限界を超えて疲れているというサインです。どうか、早めに人の手を借りてください。

我慢だけを選ばないで。自分の体をケアするという選択肢も、どうか思い出してください。あなたが少しゆるむことは、あなたのためであり、そばにいる家族のためでもあります。

この記事は整体・カイロプラクティックの観点によるもので、医療行為・診断ではありません。産後の心身の不調が続く場合は、医療機関や自治体の産後ケア窓口にご相談ください。効果や感じ方には個人差があります。
ナチュラルカイロプラクティック院/院長 小松泰範 TEL 03-3723-1321 〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-8-20 自由が丘第一ビル6F

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この記事を書いた人

■ 肩書き
自由が丘の整体院  ナチュラルカイロプラクティック院 院長
整体・妊活・産後骨盤ケア専門家 / 著述家

■ プロフィール本文
2006年に東京・自由が丘で整体院を開設して以来、臨床歴20年の中で数千人を超える出産前後の女性をサポートしてきました。
「なぜ、手で触れると体が治るのか」——
この問いを20年追い続け、
メカノトランスダクションをはじめとする
現代医学の知見と手技療法の接点を
臨床と文献の両面から探求してきました。

私は、単に痛みを抑えるだけでなく、骨格構造から根本的に「体が整う環境」を作ることを使命としています。特に産後の尿もれや体型変化に対しては、独自の骨盤アプローチを確立。多くの女性に共通する「反り腰」や骨盤の歪みが、骨盤底筋の働きを著しく低下させている事実に着目し、筋トレを強いるのではなく、手技によって骨盤を正しい位置へ戻し、筋肉のロックを解くことで諸症状を改善へと導いてきました。病院や一般的な整体では解決しなかった「産後の構造的問題」を、20年の臨床経験に基づいた確かな技術でサポートいたします。

私生活では、双子を含む三児の父親でもあります。不妊治療の経験、過酷な育児、家庭での体の変化を身をもって知る「当院の当事者」としての視点も、私の治療の根幹にあります。

臨床の現場から得た「本物の一次情報」を発信し、皆様が健康で幸せな生活を送れるよう、自由が丘の地で全力でサービスを提供してまいります。

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整体は医療ではありません。
私たちは病気を診ることはしません。

私たちがしているのは、あなたの身体に触れ、
状態を見つめ、そこに潜む違和感を感じ取ること。
それは太古から連綿と続く、
人が人を癒やすための民間療法です。

病院の検査では「異常なし」とされる、
けれど自分では確かに感じる不調や違和感——
その「言葉にならない違和感」を、手技によって
一つひとつ紐解き、本来の健やかさへと繋いでいく。
それが私たちの使命です。

腰痛・尿もれ・産後ケア・妊活など、
皆さんが理解しやすい言葉を用いることもありますが、
私たちがそれらを治すと断言するものではありません。

■ 専門分野・実績
骨盤・反り腰の構造矯正(独自の産後骨盤アプローチ) ・産後トラブルの改善手技(尿もれ、骨盤底筋の機能回復) ・妊活環境づくり(自律神経・深部筋調整) ・延べ数千人の臨床実績

■ 著書 2冊

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