家事・育児の首こり・頭痛|下を向く時間と、寝る前40秒のケア

家事・育児の首こり・頭痛

下を向く時間が、首をこわばらせる

痛み止めに頼らず、無理なく続けられる現実的な考え方

院長 小松泰範
小松 泰範こまつ・やすのり/院長
ナチュラルカイロプラクティック院 院長(東京・自由が丘・2006年開業)

  • 臨床20年・延べ数万人を施術/日本カイロプラクティック医学協会 正会員
  • トリガーポイントセラピスト
  • 著書2冊

私は自由が丘で20年、産後の骨盤を専門に診てきました。ただ首の相談は、産後そのものより、家事と育児が積もった“育児疲れ”の頃にむしろ増えます。

原因は、抱っこの「重さ」ではありません。授乳・抱っこ・寝かしつけ・洗い物・床のものを拾う——家事と育児に共通するのは、ずっと「下を向いている」こと。首の角度です。スマホも同じ下向きですが、家事・育児はそれが一日中・何ヶ月も続く。下を向く時間の長さが、桁違いなのです。

このページを開いた方は、たぶん二通りです。

自分で
何とかしたい人 → まず、40秒のセルフケアを。
誰かに
何とかしてほしい人 → 後半に、当院の施術を。

どちらにも、正直に書きます。

30秒まとめ

  • 「下を向き続ける」首は、伸びきって固まった状態。さらに伸ばすと逆効果。
  • 寝る前40秒、ごく軽く“縮める”だけ。これは収縮であって、力で固める硬直ではありません。
  • 自分でできるのは「悪くしない」ところまで。深く固まったら、後半へ。

Tonight, 40 seconds

目次

まず、今日できること ― 寝る前40秒

\ 今日はこれだけで十分です /

仰向けに寝たまま、静かに自分の身体と対話する時間です。

仰向けに寝て、天井をぼーっと見る
「固いな」と感じる場所を探す首や後頭部のあたり。
ほんの少しだけ「ごく軽く」縮める※指で押さない。力を入れすぎない。
心地よさを感じながら、そのまま40秒ほど

伸ばす必要も、回す必要もありません。「縮める」と言っても、ぎゅっと力で固めることではありません。ごく軽く寄せて、あとは脱力する。それだけです。

Why shortening, not stretching

なぜ「伸ばす」より「縮める」なのか

授乳・抱っこ・寝かしつけ・洗い物——家事と育児は、どれも視線が下がります。下を向くと、首の後ろは引き伸ばされる。この角度が、起きているあいだずっと続くのです。

この毎日がたまると、首の後ろは使われていないのに、引き伸ばされたままになります。スマホも同じ下向きですが、家事・育児は下を向く時間そのものが長い。だから首に来るのは、抱っこの「重さ」ではなく、「下向きの時間」の長さです。

筋肉は本来、縮む・緩むをくり返してしなやかさを保ちます。ところが育児では、縮む動きがほとんど消える。結果、伸ばされたまま固まる。ここをさらに伸ばすと、体は「まだ引っ張られる」と受け取り、守ろうとしてかえって緊張する——私の臨床では、首の後ろが長く引き伸ばされている方ほど、強く伸ばすより、ごく軽く縮めたほうが楽になるケースを多く見てきました。「ストレッチ直後は楽、でもすぐ戻る」——そう感じる方が、私の臨床では少なくありません。

だから、ごく軽く縮める。すると「もう頑張らなくていい」という方向に向かい、力が抜けやすくなる——これが、私が20年くり返し見てきたことです。

時間は40秒前後。10秒では短すぎ、数分では逆に疲れる。その中間、という経験則です。30秒でも50秒でもかまいません。

Why the neck is handled with care

首のストレッチが、強く勧められない理由

腰や肩はよく紹介されるのに、首だけは強い動かし方があまり指導されません。理由があります。

首の骨の中には、脳へ向かう血管(椎骨動脈)が通っています。強く回す・引っ張る・ひねる刺激は、まれですが、神経を傷めたり、血管を傷つけたりする報告があります。加えて、年齢や体質によっては、もともとの動脈硬化がきっかけになり得ることも指摘されています。

頻度はごくまれ。ただ「ごくまれでも、重いことが起こり得る」からこそ、強い回旋やスラストは本来とても慎重に扱うもの。家で自己流に、強くやる動きではありません。

だから私は、回す・引っ張る・ひねる、を一切すすめていません。ごく軽く・痛くない範囲で・縮めるだけ。強い刺激のリスクとは、別の軸の話です。

強いしびれ・激しい痛み・めまいなど気になる症状があるときは、自己判断せず、医療機関や専門家に相談してください。

放っておくと ― 慢性化と、痛み止め

首の緊張が長引くと、頭痛などの慢性症状に移りやすくなります。そして慢性化すると、痛み止めが手放せなくなる——という方を、現場でよく見てきました。

薬は痛みを抑える助けです。それを否定するつもりはありません。ただ、痛みを抑えるだけで「扱い方」を知らないままだと、常用へ向かいやすい。だからこそ、慢性になる前に、首の扱い方をひとつ持っておくことに意味があります。

When self-care isn’t enough

誰かに、お願いしたいとき ― 当院の施術

自分でできるのは、表層をゆるめ、これ以上悪くしないところまで。深く・長く固まった部分は、自分の手では届きません。「誰かに何とかしてほしい」のなら、ここからは私の仕事です。

こんな方は、一度ご相談ください。

  • 朝起きても、首が重い
  • 頭痛が出る日が増えてきた
  • セルフケアを続けても、すぐ戻る
  • 育児が一段落しても、首が楽にならない

当院では、こり固まって・痛んでいる筋肉に、直接押圧していきます(トリガーポイント整体)。首は回さず、痛くない範囲で。首を急にひねったり、ボキボキ鳴らしたりする施術は行いません。20年、私自身が数千人の首に触れてきました。しつこい営業は一切しません。

首のこわばりは、積もって固まったもの。だからこそ、定期的なケアが望ましく、目安は月1〜4回です。とはいえ「通い続けないと意味がない」わけではありません。1回目から変化を感じる方も多く、まずは一度で十分です。

First, one small thing tonight

まずは、今日できることをひとつ

40秒を続けても変わらないときは、ひとりで抱え込まず、一度ご相談ください。自由が丘 南口より徒歩1分。

このページは整体・カイロプラクティックの観点によるもので、医療行為・診断ではありません。効果には個人差があります。気になる症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
ナチュラルカイロプラクティック院/院長 小松泰範 TEL 03-3723-1321 〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-8-20 自由が丘第一ビル6F

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

■ 肩書き
自由が丘の整体院  ナチュラルカイロプラクティック院 院長
整体・妊活・産後骨盤ケア専門家 / 著述家

■ プロフィール本文
2006年に東京・自由が丘で整体院を開設して以来、臨床歴20年の中で数千人を超える出産前後の女性をサポートしてきました。
「なぜ、手で触れると体が治るのか」——
この問いを20年追い続け、
メカノトランスダクションをはじめとする
現代医学の知見と手技療法の接点を
臨床と文献の両面から探求してきました。

私は、単に痛みを抑えるだけでなく、骨格構造から根本的に「体が整う環境」を作ることを使命としています。特に産後の尿もれや体型変化に対しては、独自の骨盤アプローチを確立。多くの女性に共通する「反り腰」や骨盤の歪みが、骨盤底筋の働きを著しく低下させている事実に着目し、筋トレを強いるのではなく、手技によって骨盤を正しい位置へ戻し、筋肉のロックを解くことで諸症状を改善へと導いてきました。病院や一般的な整体では解決しなかった「産後の構造的問題」を、20年の臨床経験に基づいた確かな技術でサポートいたします。

私生活では、双子を含む三児の父親でもあります。不妊治療の経験、過酷な育児、家庭での体の変化を身をもって知る「当院の当事者」としての視点も、私の治療の根幹にあります。

臨床の現場から得た「本物の一次情報」を発信し、皆様が健康で幸せな生活を送れるよう、自由が丘の地で全力でサービスを提供してまいります。

───────────────────

整体は医療ではありません。
私たちは病気を診ることはしません。

私たちがしているのは、あなたの身体に触れ、
状態を見つめ、そこに潜む違和感を感じ取ること。
それは太古から連綿と続く、
人が人を癒やすための民間療法です。

病院の検査では「異常なし」とされる、
けれど自分では確かに感じる不調や違和感——
その「言葉にならない違和感」を、手技によって
一つひとつ紐解き、本来の健やかさへと繋いでいく。
それが私たちの使命です。

腰痛・尿もれ・産後ケア・妊活など、
皆さんが理解しやすい言葉を用いることもありますが、
私たちがそれらを治すと断言するものではありません。

■ 専門分野・実績
骨盤・反り腰の構造矯正(独自の産後骨盤アプローチ) ・産後トラブルの改善手技(尿もれ、骨盤底筋の機能回復) ・妊活環境づくり(自律神経・深部筋調整) ・延べ数千人の臨床実績

■ 著書 2冊

目次