【整体師が語る】不妊の原因は“骨盤”にある?

【整体師が語る】不妊の原因は“骨盤”にある?——妊娠力を取り戻すためにできること

■「検査では異常なし」…でも妊娠できないのはなぜ?

「病院で検査を受けたけれど、異常は見つからなかった」
「タイミングも人工授精も体外受精も試したのに、うまくいかない」
「『年齢のせい』『運が悪かっただけ』と言われたけど、納得できない」

こんな声を、私は何百人もの女性から聞いてきました。
そしてその多くに共通していたのが、「骨盤の歪み」と「体の冷え」でした。

西洋医学では、“子宮”や“卵巣”を個別の臓器として見ますが、
私たち整体師は“骨盤という構造”全体の歪みや緊張の中に、妊娠力を見ています。


■ 骨盤は「命の部屋」を支える“土台”

女性の体にとって、骨盤とは「子宮という命の部屋」を支える重要な構造です。
けれど、この骨盤が内側にねじれたり、傾いたり、固まってしまうと、
子宮にかかる圧力が変わり、血流やホルモンの巡りが大きく乱れます。

とくに問題になるのが、**腸腰筋(ちょうようきん)**と呼ばれるインナーマッスルです。
この筋肉は腰椎から骨盤を通り、大腿骨につながる“体の軸”ともいえる筋肉で、
なんと子宮の真裏を通っています。

この腸腰筋が冷えて硬くなると、子宮の温かさが保てなくなり、着床環境が崩れてしまうのです。


■ “妊娠力”はホルモンだけじゃない——骨盤の歪みが引き起こす5つの問題

  1. 子宮・卵巣の血流低下
     → 骨盤がねじれると血管が圧迫され、子宮内膜が育ちにくくなる

  2. 排卵のリズムが狂う
     → 骨盤の筋緊張がホルモンのリズムに影響し、排卵障害を起こしやすい

  3. 腸の動きが悪化し、便秘や冷えの原因に
     → 腸と子宮は骨盤内で隣接しており、腸が硬くなると子宮にも悪影響

  4. 子宮内膜が“硬い土壌”になる
     → 血流不足は柔軟性の低下につながり、着床しにくくなる

  5. ホルモン感受性の低下
     → 外部ホルモンやストレスに過敏になり、本来の妊娠リズムが崩れる

このように、「ホルモンの数値が正常だから大丈夫」ではないのです
体の構造が妊娠に適した状態でなければ、どれだけ高額な治療をしても、
その土台がグラついていれば、命は安心して“宿ってくれない”のです。


■ 整体で妊娠する?——自然妊娠につながった臨床例

  • 7回の胚移植に失敗し続けた40代女性
     → 乳製品・砂糖をやめ、骨盤矯正を3回受けて妊娠・出産

  • 6年間の不妊治療でも妊娠できなかった30代女性
     → 食事と整体を見直して2ヶ月後に自然妊娠

  • 生理が3ヶ月に1回だった20代女性
     → 骨盤の調整で排卵が回復し、半年後に自然妊娠

これらの方々は、“ホルモン値”だけを見ていたら「妊娠しにくい体」と診断されていたはずです。
けれど、「体の環境」が変われば、ホルモンの反応も変わり、自然と妊娠に向かっていくのです。


■ 「骨盤矯正は妊娠に効く」はウソかホントか?

正直に言います。
骨盤矯正“だけ”で妊娠するわけではありません。

でも、こうも言えます。
骨盤が整っていなければ、妊娠力は本来の力を発揮できない。

骨盤矯正とは、妊活において“基礎工事”のようなもの。
基礎が崩れているところに、いくら栄養や薬を入れても、体は受け入れきれません。

そして、もうひとつ大事なのは、体を整える=自分と向き合うことでもある、ということ。
整体を通して「体の声を聴く感性」が戻ってくると、
食生活や思考、感情のクセまで変わり始めます。


■ あなたにできる3つの“妊娠力アップ”の習慣

  1. “卒乳”する(乳製品を手放す)
     → ホルモンバランスと腸の冷えを整えるために、まず3週間やめてみる

  2. 骨盤をゆるめる生活習慣を始める
     → 湯船、ストレッチ、腹巻きなどで内臓の温かさを保つ

  3. 信頼できる整体師に相談する
     → 骨盤・腸腰筋・内臓の動きを見られる人を選ぶのがポイント


■ 最後に——“妊娠力”は、あなたの中にもうある

不妊治療が長引くと、自分の体が壊れているように思えてしまう。
けれど、私は言いたいのです。

あなたの体は壊れてなんかいません。
ただ、“整っていないだけ”。
整えば、体はちゃんと反応します。命を迎える準備を始めます。

「体には、変わる力がある」
これは、何千人もの女性と向き合ってきた私の、確かな実感です。

不妊で悩むすべての方に、体の声を聴いてほしい。
骨盤は、その声を一番最初に発している場所かもしれません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2006年から東京の自由が丘で整体院を開設して以来、私は数千人の出産後のママたちをサポートしてきました。皆様が健康と安心を取り戻す手助けをすることは、私にとって最も報われる仕事の一部です。

さらに、私自身も双子を含む三児の父親としての経験があり、これらの個人的な育児経験も治療に活かしています。家庭と職業の両方で得た知識を組み合わせることで、患者の皆さんに対してより包括的で理解のある治療を提供できると信じています。

私の目指すものは、臨床の現場で得た本物の情報を発信し、皆さんが健康で幸せな生活を送ることができるようサポートすることです。これからも、自由が丘の整体院で皆さんの健康と幸せのために、全力でサービスを提供してまいります

コメント

コメントする

目次