【妊活と食事:第3回 代謝・冷え編】 「消化」に奪われるエネルギーを「修復」へ 生野菜の盲点と、細胞を蘇らせる“空腹”の知恵
【妊活と食事:第3回 代謝・冷え編】
「消化」に奪われるエネルギーを「修復」へ
生野菜の盲点と、細胞を蘇らせる“空腹”の知恵
「妊活のために、生野菜サラダやスムージーで酵素を摂っています」
もしあなたがそう思っているなら、一度その習慣を見直してみる必要があるかもしれません。実は、人類は「調理(加熱)」によって消化を助け、余ったエネルギーを脳や体の進化に回すことで生き残ってきた種族だからです。
目次
1. 酵素の無駄遣いが「体の修復」を止める
私たちの体内で作られる酵素の量には限りがあります。酵素には、食べ物を分解する「消化酵素」と、細胞の修復やホルモン分泌を担う「代謝酵素」の2種類がありますが、優先されるのは常に「消化」です。
夜遅くに重い食事をしたり、消化に負担がかかるものばかり食べていると、体は消化だけで手一杯になり、子宮の環境を整えたり、卵子の質を高めるための「代謝」に酵素を回せなくなってしまいます。
2. 生野菜とお刺身は「内臓冷え」の盲点
生野菜や生魚は「酵素が摂れる」と人気ですが、これらは消化に非常に大きなエネルギーを必要とし、物理的に内臓を冷やします。
さらに、生野菜にドレッシングやマヨネーズをジャブジャブとかけて食べるのは避けるべき習慣です。不自然な油や添加物は、さらに消化を遅らせ、代謝を下げてしまいます。もし生で楽しむなら、消化力が高い朝か昼に留め、「夜は内臓を休める時間」と心得ましょう。
3. 日本人が伝統的に守ってきた「火」と「発酵」
かつての日本では、野菜を生で食べる習慣はほとんどありませんでした。農薬のない時代、寄生虫のリスクから身を守るための知恵でもありましたが、それ以上に「体に負担をかけない食べ方」を徹底していたのです。
ぬか漬けのように発酵させるか、味噌汁のように煮る。あるいは蒸す、焼く。火を通すことで植物の細胞壁が壊れ、少ないエネルギーで効率よく栄養を吸収できます。お腹の奥底(腸腰筋)が硬く冷えている方こそ、この「温かい調理法」へ戻る必要があります。
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この記事を書いた人
■ 肩書き
自由が丘の整体院 ナチュラルカイロプラクティック院 院長
整体・妊活・産後骨盤ケア専門家 / 著述家
■ プロフィール本文
2006年に東京・自由が丘で整体院を開設して以来、臨床歴20年の中で数千人を超える出産前後の女性をサポートしてきました。
私は、単に痛みを抑えるだけでなく、骨格構造から根本的に「体が整う環境」を作ることを使命としています。特に産後の尿もれや体型変化に対しては、独自の骨盤アプローチを確立。多くの女性に共通する「反り腰」や骨盤の歪みが、骨盤底筋の働きを著しく低下させている事実に着目し、筋トレを強いるのではなく、手技によって骨盤を正しい位置へ戻し、筋肉のロックを解くことで諸症状を改善へと導いてきました。病院や一般的な整体では解決しなかった「産後の構造的問題」を、20年の臨床経験に基づいた確かな技術でサポートいたします。
私生活では、双子を含む三児の父親でもあります。不妊治療の経験、過酷な育児、家庭での体の変化を身をもって知る「当院の当事者」としての視点も、私の治療の根幹にあります。
臨床の現場から得た「本物の一次情報」を発信し、皆様が健康で幸せな生活を送れるよう、自由が丘の地で全力でサービスを提供してまいります。
■ 専門分野・実績
骨盤・反り腰の構造矯正(独自の産後骨盤アプローチ) ・産後トラブルの改善手技(尿もれ、骨盤底筋の機能回復) ・妊活環境づくり(自律神経・深部筋調整) ・延べ数千人の臨床実績
■ 著書
『牛乳はホルモン剤だった?』 『妊娠の敵は、“7つの食毒”』
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