
【妊活と食事:第2回 炎症編】 子宮の「ふかふかベッド」を汚す慢性炎症 小麦(グルテン)と残留農薬が未来のわが子に届くとき
【妊活と食事:第2回 炎症編】
子宮の「ふかふかベッド」を汚す慢性炎症
小麦(グルテン)と残留農薬が未来のわが子に届くとき
私自身も小麦製品は好きですから、そのお気持ちはよく分かります。ですが、不妊に悩む方の多くに共通しているのが、「慢性的な腸の炎症」です。小麦に含まれるグルテン、そして輸入小麦に潜む残留農薬が、あなたの大切な子宮環境、さらには未来の赤ちゃんの健康を静かに蝕んでいるとしたら……。
1. 腸のバリアを壊す「リーキーガット」の恐怖
小麦に含まれるタンパク質「グルテン」は、一部の方の腸内環境を悪化させ、腸の粘膜に炎症を引き起こします。これにより、本来は通してはいけない未消化の食べ物や毒素が血管内に漏れ出す「リーキーガット(腸漏れ)」が発生します。
血管に漏れ出した異物は全身を巡り、慢性的な炎症を引き起こします。これが子宮内膜に及べば、受精卵が着床しにくい「荒れたベッド」になってしまうのです。お腹が張る、冷える、だるいと感じる方は、体が炎症のSOSを出しているサインかもしれません。
2. 輸入小麦に潜む「グリホサート」の影
グルテンそのものの問題に加え、見逃せないのが輸入小麦の残留農薬(グリホサート)です。収穫直前に散布されるこの除草剤は、腸内細菌のバランスを乱し、腸のバリア機能を直接的に損傷させる可能性が指摘されています。
腸内フローラの乱れは、免疫系の機能低下を招き、原因不明のアレルギーや着床不全の引き金になります。国産小麦には検出されませんが、多くのパンやパスタに使われる輸入小麦には注意が必要です。
3. 妊娠は「スタート」。未来のわが子へ届くもの
忘れないでください。妊娠はゴールではなく、子育てという長い道のりのスタートです。最新の研究では、母親が摂取したグルテンタンパク質が、消化管を通り抜けて「母乳」から検出されることが確認されています。
赤ちゃんの未熟な免疫系は、母乳を通じてこれらの物質に対処しようと「訓練」を始めますが、それが時にアレルギーやセリアック病の初期段階に繋がることもあります。あなたの食生活は、今この瞬間だけでなく、将来抱きしめることになる赤ちゃんの「体質」を形作っているのです。

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