
【頭痛】あなたの頭痛は整体に行くべき?病院?それとも市販薬?
【頭痛】あなたの頭痛は整体に行くべき?病院?それとも市販薬?
頭痛が続くとき、まず迷うのはここだと思います。
「病院に行くべき?」「整体って行っていいの?」「とりあえず市販薬で様子を見る?」
頭痛は目に見えない分、いちばん不安になりやすい症状です。
検査で異常がないと言われても痛みは続く。マッサージはその場だけ。薬は効くけれど回数が増えてくる……。
このページでは、あなたの頭痛にとって“今いちばん現実的な選択”を整理できるように、専門用語をできるだけ使わず、3つの選択肢(病院/市販薬/整体)をわかりやすくまとめます。
このページは「整体を勧めるためのページ」ではありません。
病院に行くべき頭痛、市販薬で様子を見ていい頭痛、整体が合いやすい頭痛。
その判断材料を、落ち着いて整理するためのページです。
▶ 迷っている段階でも大丈夫です
「整体に行っていい頭痛なのか分からない」
その整理から一緒に行います。無理な提案はしていません。
なお、頭痛の原因は
姿勢・首の動き・筋肉の反応など、
実際に体を確認しないと分からない部分も多くあります。
文字だけでは判断がつかない場合は、
一度体を通して確認してみる、という選択肢もあります。
目次
1. まず病院に行ってほしい頭痛
頭痛の中には、整体で様子を見る前に医療機関で確認してほしいタイプがあります。
以下に当てはまる場合は、まず医療機関にご相談ください。
- 今まで経験したことのない激しい頭痛が突然起きた
- 急に悪化して、短時間で強い痛みに変わった
- 手足のしびれ、力が入らない、ろれつが回らない、視界がおかしいなど神経症状を伴う
- 発熱、強い吐き気・嘔吐、意識がぼんやりする
- 頭を打った後から頭痛が続く/悪化している
- 妊娠中・産後など、体の状態が大きく変化する時期に急に強くなった
当院は医療の代替ではありません。
上記に当てはまる場合は、まず医療機関で安全確認を行ってください。
その上で「異常なしと言われたが頭痛が続く」という場合に、整体が役立つケースがあります。
2. 市販薬で様子を見てもよい頭痛
次のような頭痛は、まずは生活の調整とともに、市販薬で様子を見てもよいケースがあります。
- 頻度が少なく、たまに起こる
- 寝る・休むと自然に落ち着く
- 明らかな寝不足・疲労・ストレスなど、原因が思い当たる
- 薬を飲むとすぐ落ち着き、日常に戻れる
ただし、こんな変化が出てきたら「次の選択肢」を考えてください
- 頭痛の頻度が増えてきた
- 薬が効きにくくなった気がする
- 「痛くなる前に飲む」が増えた(不安で先に飲んでしまう)
- 頭痛だけでなく、首こり・肩こり・目の疲れ・睡眠の質の低下も気になる
この段階の方が、いちばん「病院?整体?どこが正解?」と迷いやすいゾーンです。
3. 整体という選択肢が合いやすい頭痛
「病院で異常なしと言われた」でも頭痛が続く。
その場合、頭痛の背景に首・肩まわりの機能低下が関わっているケースがあります。
整体という選択肢が合いやすいのは、例えば次のような状態です。
- 後頭部が重い/締めつけられる感じがある
- 目の奥がズキズキする/眼精疲労が強い
- 首こり・肩こりがセットで続いている
- マッサージはその場は楽だが、すぐ戻る
- デスクワーク・スマホが多く、夕方になると頭が重くなる
- 天気や気圧、睡眠の乱れで頭痛が出やすい
※これらは一般に筋肉性頭痛と呼ばれるタイプに含まれることが多く、首や背中の機能低下が関わるケースがあります。
ポイントは「頭だけの問題ではない」こと。
首・背中・顎まわりなど、頭を支える土台がうまく働けなくなると、頭痛が“結果”として現れることがあります。
4. なぜ“薬やマッサージで戻る頭痛”があるのか
ここから少しだけ、仕組みをわかりやすく整理します。
難しい話をしたいわけではなく、「なぜ戻るのか」が分かると、選択を間違えにくくなるからです。
4-1. 首の土台(背中)が動かないと、首が頑張りすぎる
本来、首は背中(胸椎)が動くことで、自然に負担が分散します。
しかし長時間の座り姿勢で背中が固まると、首が「代わりに頑張らされる」状態になります。
- 背中が動かない → 首が動きすぎる
- 首の一部に負担が集中 → こり・緊張が定着
- 結果として、頭痛が“戻りやすい”状態になる
4-2. 頭痛に関わる「深い筋肉の緊張」が残っている
頭痛は、表面の肩の張りだけでなく、首の奥にある筋肉の緊張が影響することがあります。
たとえば、次のような部位が関わりやすいと当院では考えています。
| よくある痛みの出方 | 関わりやすい部位(例) | 背景に多いこと |
|---|---|---|
| 目の奥がズキズキ/重い | 首の奥の筋肉(頚板状筋・頭半棘筋など) | デスクワーク/首が前に出る姿勢 |
| 後頭部の締め付け/重だるさ | 頭の付け根の筋肉(後頭下筋群など) | 首の緊張が抜けない/睡眠の質低下 |
| 側頭部の痛み/顎や耳の違和感 | 胸鎖乳突筋・僧帽筋・顎まわり | 食いしばり/ストレス/姿勢の崩れ |
マッサージで表面がゆるんでも、こうした“深い緊張”が残っていると、日常生活でまた負担が積み重なり、頭痛が戻りやすくなります。
首の奥には、**頚板状筋(けいばんじょうきん)**など、
**マッサージでは届きにくい“深いコリ”**が関わる筋肉があります。
4-3. 体が「緊張モード」から抜けにくい
首・肩の緊張が続くと、体は無意識に守りの反応(緊張)を続けやすくなります。
その結果、休んでも回復しきらず、頭痛が出やすい状態が続くことがあります。
5. 当院の頭痛アプローチ
当院は「頭痛だけ」を追いかけるのではなく、頭痛を作っている連鎖(負担の流れ)をほどくことを大切にしています。
5-1. 首の土台(背中)から整える
頭痛の背景に、背中(胸椎)の硬さがある場合、まず土台の動きを取り戻すところから始めます。
首を頑張らせない土台ができると、頭痛の出方が変わる方が多いです。
5-2. 表面ではなく「深層のコリ」に届かせる
頭痛に関わる深い筋肉は、力任せに押すと逆に緊張が強くなることがあります。
当院では、反応を確認しながら適切な圧(適圧)で刺激を入れ、深部の緊張がゆるむ“きっかけ”を作ります。
5-3. 首だけを触らない(連鎖を断つ)
首の負担を作っているのは、首以外(背中・胸の前・顎まわり・呼吸の浅さなど)であることも少なくありません。
当院では、その人の負担の流れを見ながら、首以外も含めて全体を整えます。
6. 回復の見通し(目安)とメンテナンス
「何回で良くなりますか?」は多くの方が気になるところだと思います。
頭痛は生活習慣・姿勢・睡眠・ストレスなどの影響を受けやすいため、回復のスピードには個人差があります。
ただし、当院の経験上、次のような流れで変化が出る方が多いです。
※以下は目安です。症状の期間・生活習慣・体の反応により前後します。
| 段階 | 回数(目安) | 起こりやすい変化 |
|---|---|---|
| 初期 | 1〜3回 | 首・肩の重さが軽くなる/頭痛の強さ・頻度が落ち着き始める/睡眠の質が上がる方も |
| 安定化 | 3〜6回 | ぶり返しが減り、疲れが溜まっても戻りにくくなる/姿勢が保ちやすくなる |
| 維持 | 6回以降 | 快適な状態の維持へ。必要に応じてメンテナンスへ移行 |
メンテナンスについて
頭痛は「痛みがゼロになったら終わり」ではなく、戻りにくい状態を育てることが大切です。
生活で首に負担がかかる方ほど、定期的に整えることで再発しにくくなります。
7. このような方はご相談ください
- 病院の検査で異常はないと言われたが、頭痛が続いている方
- 市販薬の回数が増えてきて、このままでいいのか不安な方
- 首こり・肩こり・眼精疲労がセットで続く方
- マッサージはその場しのぎで、戻るのが早い方
- 頭痛に加えて、睡眠の質の低下・疲労の抜けにくさも気になる方
▶ まずは状態を確認するつもりでご相談ください
整体が合うかどうかは、体の反応を見てみないと分からないこともあります。
無理な提案はしていませんので、迷っている段階でも大丈夫です。
当院の方針(無理な提案はしません)
回数券の押し売りや、次回予約の強制は行っていません。
まずは今の状態を確認し、施術後の変化を体感していただくことを大切にしています。
もし当院が合わないと感じたら、無理に続ける必要はありません。
そのかわり、あなたが判断を間違えないように、今の体の状態と回復の道筋を丁寧に説明します。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 病院に行った方がいい頭痛はありますか?
A. はい。突然の激しい痛み、今までにない頭痛、しびれや視界異常などの神経症状、発熱・嘔吐、頭を打った後の頭痛などは、まず医療機関で安全確認を行ってください。当院は医療の代替ではなく、必要に応じて補完的にサポートします。
Q2. 整体で相談できる頭痛はどんなタイプですか?
A. 病院で大きな異常がないと言われたものの、首こり・肩こり・眼精疲労が強く、マッサージではすぐ戻るタイプの頭痛は、整体が合うケースがあります。頭だけでなく、首・背中・顎まわりの負担の連鎖を整理します。
Q3. 何回くらい通う必要がありますか?
A. 目安として1〜3回で変化を感じる方がいる一方、慢性化している場合は3〜6回で「戻りにくさ」が出てくることが多いです。症状の期間や生活習慣によって前後しますので、初回で状態を確認し、回復の道筋を整理します。
Q4. 施術は痛いですか?
A. 強い刺激で押し込む施術ではありません。深部の緊張は力任せだと逆に固くなることがあります。反応を確認しながら「適切な圧(適圧)」で行います。
Q5. 市販薬を飲んでいても相談できますか?
A. もちろん大丈夫です。薬を否定することはありません。まずは「あなたの頭痛がどの選択肢に当てはまりやすいか」を整理し、必要であれば医療機関も含めた安全な進め方をご提案します。
※本ページは医療行為の代替を目的としたものではありません。強い痛みやしびれ、急な悪化がある場合は医療機関にご相談ください。



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