なぜ【妊活骨盤矯正】で妊娠しやすくなるのか?

なぜ【妊活骨盤矯正】で妊娠しやすくなるのか?

目次

骨盤と腸腰筋の関係

骨盤矯正が妊娠しやすくなる理由の一つに、骨盤と腸腰筋の関係があります。腸腰筋(大腰筋および腸骨筋)は骨盤の前側に位置し、腰椎から骨盤を経て大腿骨に付着しています。この筋肉は骨盤の安定性を保つ役割を果たしており、その機能が低下すると骨盤が前傾または後傾することがあります。骨盤が不安定になると、子宮や卵巣の位置も影響を受け、内臓機能が低下する可能性があります。

腸腰筋の解剖学的概要

  1. 大腰筋:
    • 起始: 腰椎(L1~L5)の横突起と椎体の側面
    • 停止: 大腿骨の小転子
    • 役割: 股関節の屈曲、体幹の前屈、骨盤の安定化
  2. 腸骨筋:
    • 起始: 腸骨窩
    • 停止: 大腰筋と合流して大腿骨の小転子
    • 役割: 股関節の屈曲、骨盤の前傾

腸腰筋と骨盤の関係

1. 骨盤の前傾と後傾

腸腰筋は、骨盤の前傾を助ける主要な筋肉です。腸腰筋が過緊張すると、骨盤が前傾しやすくなります。これにより、骨盤内の臓器や筋肉に影響を与え、以下のような問題が生じることがあります。

  • 骨盤の前傾:
    • 骨盤が前傾すると、腰椎のカーブが強くなり、腰痛の原因となります。
    • 前傾により、骨盤内の血流が悪化し、内臓機能が低下する可能性があります。
  • 骨盤の後傾:
    • 腸腰筋が弱化すると、骨盤が後傾しやすくなり、腰椎のカーブが平坦になります。
    • 後傾により、姿勢が悪化し、腰痛や股関節痛の原因となります。

2. 骨盤の安定性

腸腰筋は骨盤の安定性を保つために重要な役割を果たします。骨盤が安定すると、体幹の安定性が向上し、全身のバランスが整います。

  • 体幹の安定性:
    • 腸腰筋が適切に機能することで、骨盤と脊柱の安定性が向上します。
    • これにより、運動時のパフォーマンスが向上し、怪我のリスクが低減されます。

3. 血流と内臓機能

腸腰筋は骨盤内の血流にも影響を与えます。腸腰筋が緊張すると、骨盤内の血流が阻害され、内臓機能が低下することがあります。

  • 血流の改善:
    • 腸腰筋をリラックスさせることで、骨盤内の血流が改善され、子宮や卵巣の機能が向上します。
    • これにより、妊活中の女性にとって重要な内臓機能の改善が期待できます。

腸腰筋と子宮の冷えの関係

腸腰筋が緊張すると、骨盤内の血流が悪くなり、子宮への血液供給が減少します。これにより、子宮が冷えることがあります。子宮の冷えは、子宮内膜の質を低下させる原因となり、受精卵の着床が困難になることがあります。また、腸腰筋の緊張が続くと、骨盤内の臓器が圧迫され、子宮の機能がさらに低下します。

子宮の冷えと着床の関係

子宮の冷えは、妊娠の成功に大きな影響を与えます。冷えた子宮は血流が悪く、子宮内膜の厚さや質が低下します。これにより、受精卵が着床するための最適な環境が整わず、妊娠が難しくなります。温かい子宮は、豊富な血流と栄養供給を受け、健康な内膜が形成されやすくなり、着床の成功率が高まります。

1. 血流の影響

腸腰筋は骨盤の内部を走行しており、その周辺の血流に大きな影響を与えます。腸腰筋が緊張して硬くなると、骨盤内の血流が悪化し、子宮への血液供給が減少します。これにより、子宮が冷えてしまう原因となります。

2. 骨盤のアライメント

腸腰筋は骨盤の前側に位置しており、骨盤の傾きや位置に直接影響を与えます。腸腰筋が過緊張すると骨盤が前傾し、骨盤内の臓器(特に子宮)の位置がずれやすくなります。これが原因で子宮の機能が低下し、冷えを感じることがあります。

3. 内臓の位置と機能

腸腰筋が硬くなると、骨盤内の臓器(子宮や卵巣、腸など)が圧迫され、正常な機能を発揮しにくくなります。特に子宮の位置が悪くなると、冷えやすくなり、妊活に悪影響を及ぼす可能性があります。

子宮の冷えが子宮内膜に与える影響

1. 血流の低下

  • 原因: 子宮が冷えると、子宮への血流が減少します。血流が減ると、子宮内膜に十分な酸素と栄養が供給されにくくなります。
  • 影響: 子宮内膜が薄くなり、その質が低下します。これにより、受精卵が着床しにくくなり、妊娠の成功率が下がります。

2. 内膜の質の低下

  • 原因: 冷えた子宮は温度が低いため、子宮内膜の細胞の代謝が遅くなります。
  • 影響: 子宮内膜が健康でない状態になると、受精卵が着床するための最適な環境が整いません。結果として、着床の成功率が低下します。

3. ホルモンバランスの乱れ

  • 原因: 子宮の冷えはホルモンバランスにも影響を与えます。特に、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が不安定になることがあります。
  • 影響: ホルモンバランスが乱れると、子宮内膜の厚さや質に悪影響を及ぼし、妊娠の準備が整いにくくなります。

4. 免疫機能の低下

  • 原因: 子宮が冷えると、体全体の免疫機能が低下することがあります。
  • 影響: 子宮内膜が感染しやすくなり、炎症を引き起こす可能性があります。炎症があると、受精卵が着床しにくくなります。

子宮の冷えと不育症の関係

1. 血流の低下と胎盤機能の低下

  • 原因: 子宮が冷えることで、子宮内の血流が悪化します。血流が不十分だと、胎盤を通じて胎児に供給される酸素と栄養素が不足します。
  • 影響: 胎盤機能が低下し、胎児の発育が阻害されることで、流産や早産のリスクが高まります。

2. 子宮内膜の質の低下

  • 原因: 子宮の冷えは、子宮内膜の厚さや質に悪影響を与えます。冷えた子宮内膜は受精卵の着床を妨げ、妊娠の維持が困難になります。
  • 影響: 子宮内膜の状態が悪いと、着床後の胎児の発育環境が不安定になり、不育症の原因となります。

3. ホルモンバランスの乱れ

  • 原因: 子宮の冷えは、エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンバランスを乱します。ホルモンの分泌が正常でないと、妊娠の維持が難しくなります。
  • 影響: ホルモンバランスの乱れにより、子宮内膜の質が低下し、流産のリスクが高まります。

4. 免疫機能の低下

  • 原因: 子宮の冷えは免疫機能を低下させ、感染症に対する抵抗力を弱めます。
  • 影響: 子宮内での感染や炎症が起こりやすくなり、これが流産の原因となることがあります。

腸腰筋を緩めるエクササイズとストレッチ

子宮の冷えを改善するためには、腸腰筋を緩め、骨盤内の血流を良くすることが重要です。以下に、腸腰筋を緩めるための簡単なエクササイズとストレッチを紹介します。

1. 腸腰筋のストレッチ

  • 手順:
    1. 片膝を床につけ、もう一方の足を前に出して90度に曲げます。
    2. 前に出した足に重心をかけ、腰を前に押し出すようにします。
    3. この状態で20〜30秒間キープし、反対側も同様に行います。
  • 効果: 腸腰筋を伸ばし、筋肉の緊張を緩和します。これにより、骨盤内の血流が改善され、子宮の冷えが軽減されます。

2. ブリッジ

  • 手順:
    1. 仰向けに寝て、膝を立て、足は腰幅に開きます。
    2. 腰を床から持ち上げ、肩から膝までが一直線になるようにします。
    3. この状態で5秒間キープし、ゆっくりと元に戻します。これを10回繰り返します。
  • 効果: 骨盤底筋や臀部の筋肉を強化し、腸腰筋の緊張を緩和します。骨盤内の血流が改善され、子宮の冷えを防ぎます。

3. キャットカウストレッチ

  • 手順:
    1. 四つん這いの姿勢になり、手は肩の下、膝は腰の下に置きます。
    2. 息を吸いながら背中を反らせ、尾骨を天井に向けます(カウポーズ)。
    3. 息を吐きながら背中を丸め、尾骨を床に向けます(キャットポーズ)。
    4. この動きを10回繰り返します。
  • 効果: 背骨と骨盤周りの柔軟性を高め、腸腰筋の緊張を緩和します。これにより、骨盤内の血流が改善され、子宮の冷えを防ぎます。

妊娠中、子宮への十分な血流が確保されることは、胎児の健康な発育に不可欠です。血流が不十分だと、胎盤を通じて胎児に供給される酸素と栄養素が不足し、流産のリスクが増加します。適切な血流は、胎児の成長を支え、妊娠を維持するために重要な役割を果たします。

腸腰筋を効果的に改善するのが【妊活骨盤矯正】

不妊で妊活​骨盤矯正を検討の方へ

妊活中の女性にとって、骨盤矯正は非常に有効な方法です。

骨盤矯正は、骨盤周りの筋肉や関節を調整することで、血行やリンパの流れを改善し、不妊症の原因となる冷えや血行不良を改善します。

また、骨盤矯正によって、子宮や卵巣の位置が整えられるため、卵子の成熟や受精、着床が促進され、妊娠しやすい身体へと整えられます。   さらに、妊娠中の女性にとっても、骨盤矯正は非常に重要です。妊娠中は、お腹の中で赤ちゃんが成長するため、骨盤の位置が変わります。

骨盤が歪んでいると、出産時のお腹の張りや陣痛の痛みが強くなったり、分娩が難しくなったりすることがあります。

骨盤矯正によって、骨盤の歪みを改善することで、分娩がスムーズに行われるようになり、母体と赤ちゃんの健康を守ることができます。

骨盤矯正は、妊娠中の女性だけでなく、妊活中の女性や女性特有の症状を抱える女性にも効果的です。正しい骨盤の位置を保つことで、女性の健康をサポートすることができます。

骨盤矯正によって、不妊症の原因となる冷えや血行不良を改善し、妊娠しやすい身体へと整えることができます。妊娠中には、分娩をスムーズに行うためにも、骨盤矯正が非常に重要です。骨盤矯正によって、健やかな妊娠・出産をサポートし、女性の幸せな人生を応援します。

詳しくは妊活骨盤矯正のページを参照ください。

ナチュラルカイロプラクティック院 
院長 小松泰範

絶対に外せない妊活骨盤矯正のタイミングは?

すばり、移植日やタイミング法を試す

2日前から当日が絶対おすすめ

施術後数日は子宮の血流が良くなります。そして、このタイミングが妊娠を成功した人が最も多い時期になるので参考にしてください。

まとめ

骨盤矯正は、腸腰筋の緊張を緩和し、骨盤の位置を正常に戻すことで、子宮への血流を改善します。これにより、子宮の冷えが解消され、子宮内膜の質が向上します。温かい子宮は、受精卵の着床を助け、妊娠の成功率を高めます。また、適切な血流が確保されることで、妊娠中の流産リスクも低減されます。したがって、骨盤矯正は妊娠しやすい体を作るために非常に有効です。

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この記事を書いた人

2006年から東京の自由が丘で整体院を開設して以来、私は数千人の出産後のママたちをサポートしてきました。皆様が健康と安心を取り戻す手助けをすることは、私にとって最も報われる仕事の一部です。

さらに、私自身も双子を含む三児の父親としての経験があり、これらの個人的な育児経験も治療に活かしています。家庭と職業の両方で得た知識を組み合わせることで、患者の皆さんに対してより包括的で理解のある治療を提供できると信じています。

私の目指すものは、臨床の現場で得た本物の情報を発信し、皆さんが健康で幸せな生活を送ることができるようサポートすることです。これからも、自由が丘の整体院で皆さんの健康と幸せのために、全力でサービスを提供してまいります

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