
内耳リンパ水腫と整体の可能性

内耳リンパ水腫とは?
内耳リンパ水腫とは、内耳の中にあるリンパ液が過剰に溜まり、内耳内の圧力が高まる状態です。
内耳は「聞く」ことと「バランスを保つ」ことの両方を担っており、圧力が高くなるとその働きに乱れが生じます。
この状態が、めまい・耳鳴り・難聴といった不快な症状を引き起こす原因となることがあります。
こんな症状はありませんか?
- 突然のぐるぐる回るようなめまいが起こる
- 耳の奥で「ジー」「ゴー」といった音が聞こえる
- 特に低い音が聞き取りづらい
- 病院で原因が特定されず、不安だけが残っている
なぜ内耳リンパ水腫が起こるのか?
明確な原因はまだ解明されていませんが、次のような要因が関係していると考えられます。
- 体液バランスの乱れ(ホルモン・自律神経)
- ストレスによる自律神経の不調
- 首・肩・顎周囲の筋肉の緊張による血流・リンパ循環の障害
整体では何ができるのか?
顎関節へのアプローチがカギ
内耳そのものには触れられませんが、間接的に影響する部位として「顎関節(TMJ)」があります。
顎関節は、頭蓋骨と身体をつなぐ重要な関節であり、そのゆがみや緊張は
首・肩・頭部の筋肉や神経の働きに影響を及ぼします。
特に、顎周辺の筋肉が硬くなると、内耳周辺の血流やリンパの流れが滞り、内圧が上昇しやすくなると考えられます。
「噛むこと」が健康を左右する
咀嚼(噛む行為)には、
- 脳の血流を高める
- 自律神経を安定させる
- 顎関節の正しい動きを保つ
といった大切な役割があります。
しかし現代は、柔らかい食品が増えたことで「噛まない生活」が当たり前になっており、
その結果、顎関節の不調が全身の不調と結びつくケースも増えています。
当院のアプローチ
当院では、顎関節の歪みや緊張を見極め、首・肩・顔まわりの筋肉との連動を整える施術を行っています。
「耳を治す」のではなく、「耳が整う環境」を体全体で整えることが、私たちの考える整体です。
よくある質問(FAQ)
Q. 整体で内耳リンパ水腫は治りますか?
A. 医療行為ではありませんが、整体は血流・筋肉・自律神経といった要因に間接的に働きかけることで、症状の軽減を目指します。
Q. 顎関節と耳の症状はどう関係していますか?
A. 顎関節のゆがみや緊張は、首や頭部の筋肉・神経に影響し、自律神経や耳周囲の循環にまで波及します。
Q. どんな施術をするのですか?
A. 顎関節とその周囲の筋肉をやさしく調整し、必要に応じて首・頭蓋・胸郭まで連動を見ながら全身を整えます。
Q. 整体の効果はすぐ出ますか?
A. 体の状態によって異なりますが、施術直後に軽さを感じる方もいれば、数回かけて徐々に変化する方もいます。
最後に
耳鳴り、めまい、難聴など「原因がわからない」と言われる症状で、
どこに相談すればよいか迷っている方は少なくありません。
私たちは、そんな方々の“身体のサポーター”として、あなたと一緒に整えていく存在でありたいと考えています。
薬や検査だけでは届かないところに、自然治癒力を引き出す鍵がある。
そう信じて、一歩を踏み出してみませんか?
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