
産後の恥骨痛が治らない3つの原因を専門家が解説|「恥骨離開」にこだわるな!
産後の恥骨痛は【3種類】あなたが治らない原因は?
💡 「恥骨離開」にこだわるな! 痛みの本質は別にあります。
「出産だから仕方ない」「ベルトをしても改善しない」と諦めている方へ。
恥骨痛の真の原因は、多くの場合、医療機関が診断する**「恥骨結合の離開幅」**ではありません。
実は、恥骨痛は原因となる組織によって**「3つのタイプ」**に分類され、痛みの本体は周囲の靱帯や筋の付着部の損傷にあります。この本質を見誤るため、産後の恥骨痛が長期化し、治らない状態になってしまうのです。
🔬 産後の恥骨痛は“3種類”あります(痛みの本体を見抜く分類)
痛みを動作別で分類することで、原因となる組織を見抜くことができます。
タイプ 1:【最も多い】起き上がり・寝返りで痛むタイプ
〜腹直筋(腹筋)付着部の炎症・損傷〜
当院で最も多くみられるタイプです。これは肉離れのような状態であり、「恥骨結合の離開」とは別物です。立ち上がりが特に痛いという訴えが多いのも特徴です。
| 症状の傾向 | 原因の本体 | 診断の傾向 |
| 起き上がり・寝返りで痛む | 腹直筋下部(腹筋)の恥骨への付着部の損傷・炎症 | レントゲンに写らず、「離開幅」の診断にこだわる治療では改善しない。 |
タイプ 2:【歩行時に痛む】恥骨結合周囲の損傷
〜恥骨結合周囲の靱帯・付着部の損傷・炎症〜
出産時に恥骨結合部に強い負荷がかかることで、結合部そのものよりも、その周囲を補強する靱帯や筋の付着部が損傷するタイプです。
| 症状の傾向 | 原因の本体 | 診断の傾向 |
| 歩行時に恥骨が痛む | 恥骨結合部周囲の靱帯・筋膜の微細な損傷 | 離開幅の計測に終始しがちだが、痛みは離開幅とイコールではない。 |
タイプ 3:【開脚で痛む】恥骨下部・内転筋の損傷
〜内転筋(太ももの内側)付着部の損傷・炎症〜
分娩時や産後ヨガなどで内転筋が強く引き伸ばされ、恥骨への付着部が損傷するタイプです。
| 症状の傾向 | 原因の本体 | 診断の傾向 |
| 開脚・足を開く動作で痛い | 内転筋の恥骨付着部の損傷・炎症 | 離開・ズレに固執すると、この付着部損傷は見逃されやすい。 |
😥 なぜ恥骨痛は「離開」にこだわる人が治らないのか?
病院や整骨院で治療を受けても産後の恥骨痛が治らないと感じる方には共通の原因があります。
1. 痛みの本体は「ズレ」ではなく「損傷」
多くの患者さんが**「恥骨がずれているから痛い」と考えますが、痛みの原因は、そのズレや離開によって周囲の靱帯や腹筋付着部に発生した炎症や肉離れのような微細な損傷**です。
離開幅の改善と、痛みの解放はイコールではありません。
2. ベルトと画像診断の限界
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画像診断の限界: 離開幅はレントゲンに写りますが、腹筋や内転筋の付着部の損傷は写りません。これが「異常なし」や「安静しかない」と言われる理由です。
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ベルトの限界: ベルトは骨盤を固定するだけで、付着部の損傷を治癒させる力はありません。恥骨痛の本体にアプローチできていないため、ベルトは意味ないと感じてしまうのです。
当院の哲学:「離開にこだわるな。痛みの本体(付着部の損傷)を見よ」
✨ 当院で恥骨痛が改善しやすい【3つの理由】
1. 正確な鑑別と痛みの本体へのアプローチ
触診で痛みの本体(付着部損傷)と3タイプを正確に判別します。離開幅の調整に固執せず、痛みを発生させている付着部の微細な損傷の治癒を促す施術に焦点を当てます。
2. 骨盤全体の安定化による治癒促進
骨盤全体の不安定性を修正し、付着部にストレスがかからない母体本来のサイズへ骨盤を“閉じる”専門矯正を行います。これが損傷の治癒を加速させます。
3. 再発を防ぐアフターケア
損傷した組織に負担をかけない育児動作の指導や、自宅でできるセルフケアを徹底し、恥骨痛の再発を防ぎます。
🗣️ お客様の声:諦めていた恥骨痛が改善した事例
当院では、重症例から産後1年以上経った慢性化したケースまで、多くの恥骨痛を改善に導いています。
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■ 事例1:出産翌日、歩けないほどの激しい痛み(30代・第二子)
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結果: 退院後、集中的な施術で骨盤のゆるみを安定させ、1か月で完全に痛みを忘れて卒業。「産後スグ」でも適切な処置で短期間で確実に改善できます。
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■ 事例2:車いすレベルの激しい離開(30代・産後2か月)
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結果: 初回施術後には杖なしで歩行が可能に。約2か月・10回ほどの施術で回復。「安静しかない」と言われがちな重症例でも改善できる部分は必ずあります。
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■ 事例3:産後7年経ってからの慢性的な恥骨痛(30代)
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結果: たった3回で痛みが完全に消失。時間が経過していても、「原因にアプローチする施術」ができれば十分改善します。
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❓ よくある質問(なぜなぜシリーズ)
Q. なぜ恥骨痛は自然に治らないのですか?
恥骨はもともと血流が少ないため、炎症や損傷が起きても治りにくい部位です。さらに、不安定な骨盤で育児動作の負荷が常にかかるため、組織が癒着して慢性痛に移行しやすく、自然に治ることはほとんど期待できません。
Q. 1年以上経っていても治りますか?
はい、治ります。時間の経過はほとんど関係ありません。当院では産後10年以上経過した恥骨痛でも改善したケースが多くあります。治りにくいのは「時間が経ったから」ではなく、原因に合った処置がされていなかっただけです。
Q. 放置するとどうなりますか?
恥骨痛は骨盤全体の機能不全のサインです。産後の恥骨痛を放置すると、尾骨痛、股関節痛、慢性腰痛へ広がるだけでなく、歩行のクセがつき、骨盤内の血流低下による二人目不妊や冷え・内臓の不調につながる可能性もあります。
💖 産後の恥骨痛でお悩みのあなたへ
恥骨痛は「出産だから仕方ない」と諦める必要はありません。
治らないのは、あなたの痛みの原因がまだ特定されていないだけかもしれません。
原因を正確に見極め、出産で開いた骨盤を本来の状態に戻し、損傷部位をケアすることで、あなたの恥骨痛は改善できます。
まずはあなたの痛みがどのタイプなのか、専門家にご相談ください。
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