【断言】治らない産後尾骨痛は「ねじれ」ではない!座る/立ち上がりで痛い3大損傷原因を専門院が解説

【断言】治らない産後尾骨痛は「ねじれ」ではない!座る/立ち上がりで痛い3大損傷原因を専門院が解説

多くの整体院や医療機関では、尾骨痛を「ねじれ」「ズレ」が原因と説明し、湿布や円座、ねじれ矯正が行われがちです。

しかしこれは 臨床的にも医学的にも誤解です。

産後の尾骨痛に悩む方を長年診てきた専門院として断言します。痛みの本体は骨盤のねじれではなく、尾骨周囲の “組織損傷” にあります。

当院の統計: 育児初期の軽い尾骨痛から重症例まで診てきましたが、「ねじれ」を治すだけで痛みが改善したケースは一例もありません

尾骨痛は1種類ではありません。原因となる部位によって**「3つのタイプ」**に分かれ、対処法もまったく異なります。この本質を見誤るため、症状が長期化してしまう方が非常に多いのです。

目次

こんなお悩みはありませんか?

  • 座ると尾骨がズキッと痛い
  • 立ち上がる瞬間に尾骨に電気が走る
  • 授乳や抱っこで尾骨が響く
  • 病院で「異常なし」と言われた
  • 円座を使っても痛みが軽減しない

    🔬 産後の尾骨痛は “3種類” あります(治らない原因を特定する分類)

    私の18年以上の臨床経験では、尾骨痛は次の 3タイプ に分かれます。この分類ができていないまま湿布・痛み止め・円座・ねじれ矯正を行うため、症状が長期化してしまう方が非常に多いのです。

    ① 座ると痛いタイプ(尾骨靱帯の損傷・炎症)

    出産時、赤ちゃんの頭が尾骨を後方に押し込む圧力によって、尾骨周囲の靱帯が損傷・炎症を起こすタイプです。

    【特徴】

    • 椅子に座るとズキッと痛む
    • 授乳がつらい
    • 長時間座れない
    • 硬い椅子ほど痛い

    【原因】

    • 尾骨の後方変位による靱帯損傷
    • 尾骨そのものより、周囲の靱帯・筋膜の損傷が本質

    ② 立ち上がりで痛むタイプ(尾骨付着部の炎症・損傷)※最も多い

    最も多いのがこのタイプです。立ち上がる瞬間に 尾骨付着部(靱帯・筋膜)へ急激な牽引ストレスがかかり、炎症が起きている状態です。

    【重要:ねじれは“痛みの本体ではない”】 尾骨痛の説明としてよく言われる「尾骨のねじれ」「ズレ」は、多くの場合誤解です。 ねじれは関節の正常可動の範囲であり、ねじれを治しても痛みは治りません(損傷は残ったままだから)。 痛みの本質は、尾骨付着部の肉離れに近い損傷にあります。

    【特徴】

    • 立ち上がりで激痛
    • 座っていても尾骨がジワジワ痛い
    • 一点を押すと強い圧痛

    【原因】

    • 尾骨付着部(靱帯・筋膜)の損傷
    • 骨盤底筋の弱化による尾骨の不安定
    • 妊娠〜育児姿勢の繰り返し負荷

    ③ 広範囲に痛むタイプ(仙骨・仙腸関節由来)

    「尾骨が痛い」と感じていても、実際は 仙骨・仙腸関節 のトラブルが尾骨痛として現れるタイプです。

    【特徴】

    • 尾骨だけでなく腰〜お尻まで痛い
    • 痛む範囲が広く特定しにくい
    • 長期化しやすい

    【原因】

    • 出産で仙腸関節が開いたまま固まる
    • 骨盤全体の不安定性
    • 仙骨が後方へ逃げられず尾骨に負担が集中

    医療が尾骨痛を改善できない“構造的な理由”

    医療は 「画像に写るものだけ」を診断できる仕組み になっています。

    • ✔ レントゲンに写るもの:尾骨骨折、大きな変位
    • ✔ レントゲンに写らないもの:靱帯損傷、尾骨付着部の炎症、筋膜の損傷、骨盤の不安定性

    実際の尾骨痛の 8〜9割は“写らない損傷” であるため、「異常なし」「様子見」が続き、改善しないまま育児が継続します。


    出産で尾骨痛が起きる“自然の摂理”

    尾骨痛は出産前から“予見できる”

    尾骨痛が起こりやすい骨格があります。

    • 尾骨が長い
    • 尾骨の角度が鋭い(前に突出)
    • 坐骨の幅が狭い

    こういった骨格は、分娩時に尾骨を強く損傷しやすいのです。

    出産姿勢でもリスクが変わる

    分娩姿勢 リスク 理由
    仰臥位(一般的な姿勢) 最大 仙骨が後方に逃げられず尾骨に負荷
    四つ這い・側臥位 低い 仙骨が自由に動き、尾骨圧迫が減る

    当院で尾骨痛が改善しやすい3つの理由

    1.尾骨痛の3タイプを正確に鑑別できる
    画像に写らない損傷も、触診により原因部位を数ミリ単位で特定できます。

    2.尾骨だけでなく“骨盤全体の支点”を整える
    尾骨・仙骨・仙腸関節・恥骨結合・骨盤底筋すべてが連動して動いています。骨盤全体の支点を正常化することが根本改善の鍵です。

    3.出産で開いた骨盤を“閉じる”専門矯正
    一般的な骨盤矯正が扱うのは“歪み”。当院が扱うのは「出産で開いた骨盤そのものを物理的に閉じる」という全く別の矯正技術です。


    症例紹介

    • 症例1:尾骨骨折+偽関節(重症例)
      • 症状:尾骨骨折後、偽関節化。座ると激痛。電車では1駅前から立ち上がらないと痛みで動けない。
      • 結果:施術5回で痛みは完全消失(偽関節の構造は残るため再発リスクは説明)。
    • 症例2:立ち上がり激痛(産後7か月)
      • 症状:自然治癒を期待して7ヶ月放置。立ち上がりの激痛が消えない。「ねじれ」と説明されて困惑。
      • 結果:3回の施術で完全に痛み消失。原因は尾骨付着部の損傷だった。

    よくある質問(なぜなぜシリーズ)

     

    Q & A 詳細
    Q. なぜ尾骨痛は自然に治らない? 尾骨は血流が乏しく、損傷が回復しにくい構造です。さらに、骨盤が不安定なまま育児動作が続くため、治癒より負荷が上回り、慢性化します。
    Q. 円座は効果がありますか? 短期的に圧は減りますが、尾骨を常に後方へ押し込む姿勢になるため、悪化する例が多いです。原因である損傷を治すことが先決です。
    Q. 骨折や偽関節でも治りますか? A. はい、治ります。 構造的な変位や骨折後の偽関節が残っていても、周囲の靱帯損傷や炎症を治せば痛みは消失します。事例の通り、重症例でも痛みが完全消失したケースは多数あります。
    Q. 授乳や抱っこでの痛みを避けるには? 授乳や抱っこで痛みが出るのは、重心が後方に傾き、尾骨に圧が集中するからです。当院では損傷を治すだけでなく、尾骨に負担をかけない座り方・授乳姿勢を徹底指導し、再発を防ぎます。
    Q. 画像で異常なしと言われたのに痛いのはなぜ? 靱帯損傷・筋膜炎症・骨盤の不安定性は画像に写りません。痛みがあって当然の状態でも、“異常なし”になります。
    Q. 産後1年以上でも治りますか? はい、治ります。時間ではなく、原因に合った処置がされているかどうかが重要です。当院では、産後10年の尾骨痛が改善した例も多数あります。

    産後の尾骨痛で悩むあなたへ

    尾骨痛は「出産だから仕方ない」ものではありません。誤った対処で治らないだけで、正しく鑑別し、正しく整えれば短期間で改善できる症状です。

    あなたの尾骨痛がどのタイプなのか、まずは一度ご相談ください。

    ご予約・お問い合わせ

    座る・立つときの激痛から解放され、育児を楽にしませんか?

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    この記事を書いた人

    2006年から東京の自由が丘で整体院を開設して以来、私は数千人の出産後のママたちをサポートしてきました。皆様が健康と安心を取り戻す手助けをすることは、私にとって最も報われる仕事の一部です。

    さらに、私自身も双子を含む三児の父親としての経験があり、これらの個人的な育児経験も治療に活かしています。家庭と職業の両方で得た知識を組み合わせることで、患者の皆さんに対してより包括的で理解のある治療を提供できると信じています。

    私の目指すものは、臨床の現場で得た本物の情報を発信し、皆さんが健康で幸せな生活を送ることができるようサポートすることです。これからも、自由が丘の整体院で皆さんの健康と幸せのために、全力でサービスを提供してまいります

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