骨盤底筋の衰えによる尿もれ・内臓下垂に 【骨盤底筋矯正】という希望を。

骨盤底筋矯正 / 2007年に院長が考案 / 東京・自由が丘・臨床20年 院長 小松泰範

骨盤底筋の衰えによる尿もれ・内臓下垂に、
【骨盤底筋矯正】という希望を。

ダメージや衰えから、骨盤底筋を立て直す——その可能性のお話です。

骨盤底筋がダメージを負うと、尿もれをはじめ、さまざまな症状に悩まされます。たくさん情報を集めても、病院に行っても、トレーニングに励んでも——いつまでたっても解決できない。そういう方が、本当に多いのです。

すべての方が解決できるわけではありません。でも、私が2007年に開発した、骨盤底筋を引き締める手技【骨盤底筋矯正】には、その可能性があります。このページでは、骨盤底筋のしくみと、この方法の可能性を、20年の臨床を踏まえて、できる限りわかりやすくお話しします。あなたのお役に立てれば幸いです。

目次

What【骨盤底筋とは?】尿もれや内臓下垂と関わる重要な筋肉

骨盤底筋(こつばんていきん)とは、骨盤のいちばん底にある筋肉の集まりです。ちょうど、内臓を下から受け止めるハンモックのように張っていて、膀胱・腸・子宮といった臓器を、正しい位置に支えています。

役割は、大きく二つ。一つは「支える」こと——内臓が下がらないように、下から持ち上げている。もう一つは「締める・緩める」こと——おしっこや便を、漏らさないように締め、出すときには緩める。この二つを、無意識のうちにやってくれているのが、骨盤底筋です。

普段、意識することのない筋肉です。でも、出産や加齢で弱ってくると——その「支える力」「締める力」が落ちて、さまざまな不調となって現れてきます。

Layers【骨盤底筋の構造】私が20年の臨床で見てきた3つの層

骨盤底筋は、一枚の筋肉ではありません。解剖学では、浅い層から深い層まで、いくつかの層が重なってできているとされています。私は20年の臨床のなかで、この「層」と、来てくださる方に現れる症状とのあいだに、ある傾向を見てきました。これは教科書にそのまま書いてあるものではなく、私自身の臨床的な整理ですが、悩みの正体を理解する助けになると思うので、お話しします。

浅い層(体の出口に近い筋肉)おしっこや便、ガスを「締める・緩める」を担う、いちばん表側の筋肉です。私の臨床では、ここの働きが落ちている方に、尿もれ・お湯もれ・エアもれといった「漏れ」の悩みが多く見られます。
中間の層骨盤の出口を引き締める層です。ここの働きが落ちると、腹圧を支えきれず、私の経験では「産後、体型が戻らない」という悩みと関わっていることが多いと感じています。
深い層(いちばん奥・内臓を支える主役)解剖学的にも、内臓を下から支える主役とされるのが、この最も深い層(肛門挙筋などからなる骨盤隔膜)です。お腹の奥の筋肉とも連動しています。ここが弱ると、内臓を支える力が落ち、内臓が下がる感じ(いわゆる内臓下垂)や、お腹のぽっこり・反り腰・姿勢の崩れと関わってくる、と私は見ています。

※層と症状のこの対応は、私の臨床経験にもとづく整理です。実際には複数の層が連動して働いており、きれいに切り分けられるものではありません。あくまで「悩みの正体を理解するための地図」としてご覧ください。

Symptoms【骨盤底筋が衰えると】尿もれ・お湯もれ・内臓下垂はなぜ起こるのか

骨盤底筋の働きが落ちると、いくつもの、一見バラバラに見える不調が現れます。「これも?」と驚かれることもあります。代表的なものを、正直にお伝えします。

症状 骨盤底筋との関わり
尿もれ・尿失禁 くしゃみ・咳・急な動きで漏れる。締める力が落ちることと深く関わります。最も多い悩みです。
お湯もれ 入浴後、膣に入ったお湯が後から漏れる。締まりが緩むことで起こります。
エアもれ 膣から空気が音を立てて漏れる。出産後の緩みと関わります。
便もれ・ガス 便やガスを我慢しにくくなる。肛門まわりの締める力の低下と関わります。
体型が戻らない 体重は戻ったのにお腹やお尻のラインが戻らない。骨盤を支える力と関わります。
内臓下垂・
骨盤臓器脱
(子宮脱など)
内臓が下がる感じ、子宮や膀胱、直腸などが下がってくる。内臓を支える力が落ちることと関わります。気になる場合は婦人科の受診を。
腰痛・骨盤まわりの不調 骨盤底筋は体の中心を支える筋肉群の一部。働きが落ちると、腰や骨盤に負担がかかることがあります。

これらの一つひとつには、専用の解説ページを用意しています。当てはまるものがあれば、そちらで詳しくお読みください(このページの最後にリンクをまとめています)。

便秘・痔・膀胱炎について──正直にお伝えします

「便秘や痔、膀胱炎も骨盤底筋のせい」と書かれているのを見かけます。ここは、誤解のないよう、正直に分けてお話しします。

便秘は、骨盤底筋が「緩みすぎる」というより、排便のときに本来ゆるむべき筋肉がうまく緩まない、という別のメカニズムで起こることが多いと考えられています。単純に「緩んだから便秘」とは言えません。

膀胱炎そのものは、骨盤底筋とは別の原因(いきみ・静脈のうっ血、細菌の感染など)で起こるもので、「骨盤底筋を整えれば治る」というものではありません。ただ——私の臨床では、骨盤や骨盤底筋の状態を整えていくなかで、こうした不調が「楽になった」とおっしゃる方がいるのも事実です。なぜそうなるのか、正確なところは私にもまだ分かりません。でも、起きていることは、起きている。そのまま、正直にお伝えしておきます。

Why【骨盤底筋が緩む原因】出産・加齢、そして姿勢

骨盤底筋が緩む大きなきっかけは、よく知られているとおり出産加齢です。妊娠・出産では、骨盤底筋が大きく引き伸ばされ、ダメージを受けます。加齢でも、筋力は少しずつ落ちていきます。ここまでは、多くの方がご存じでしょう。

20年の臨床で見てきたこと

でも、もう一つ——あまり語られていない、しかし私がこの手で何度も確認してきたことがあります。それは、日々の「姿勢」や「体の使い方」が、骨盤底筋の緩みに深く関わっている、ということです。

具体的には、こういう方たちの骨盤底筋が緩んでいるのを、私は数えきれないほど見てきました。

  • 反り腰の方——特に、妊娠中に反り腰が癖になってしまった方。
  • O脚・内股で立つ方
  • あぐら・お姉さん座り・脚を開いて座る癖のある方
  • ヨガやストレッチで大きく開脚する習慣のある方

なぜこうした姿勢が関わるのか、その正確なメカニズムを、私は「医学的に証明された」と言うつもりはありません。でも——20年、数千人の骨盤に手を当ててきて、傾向としてはっきりとそこにある。これは、論文の引き写しではなく、私自身がこの手で見てきた事実です。困っている方の、道しるべになればと思って、お伝えします。

逆に言えば——姿勢や体の使い方は、自分で変えられるということでもあります。次に、その具体的なポイントをお話しします。

Self-care【骨盤底筋を緩ませない生活】立ち方・座り方のポイント

骨盤底筋は、特別な体操をしなくても、日々の姿勢を変えるだけで、緩みにくくすることができます。私が来てくださる方にお伝えしている、基本のポイントです。

立つとき

骨盤を、前に倒れすぎ(反り腰)も後ろに倒れすぎもせず、まっすぐ立てること。おしりの穴を軽くキュッと引き締めるイメージで、ひざを正面〜やや外に向けて立つと、骨盤底筋に力が入りやすくなります。反り腰と内股は、骨盤底筋が緩みやすい立ち方だと、私は見ています。

座るとき

あぐら、脚を広げて座る、お姉さん座り——こうした座り方は、私の経験上、骨盤底筋が緩みやすくなります。脚を閉じて座ることを意識してみてください。なお、産後は脚を閉じる内ももの筋肉が弱り、つい脚が開きがちになります。意識して閉じることが、骨盤底筋を守ることにつながります。

※ヨガやストレッチが悪いわけではありません。ただ、骨盤底筋がすでに緩んでいる状態で、大きな開脚を繰り返すと、さらに引き伸ばしてしまうことがある、と私は考えています。今の体の状態に合わせて、加減してください。

My Approach【骨盤底筋矯正とは】2007年に開発した独自のアプローチ

骨盤底筋の緩みには、ふつう「おしりを締める体操(ケーゲル体操)」や筋トレがすすめられます。それ自体は、悪いことではありません。でも——出産や長年の姿勢の癖で骨盤が開いたまま・歪んだままの状態で体操をしても、狙った筋肉に、なかなか正しく力が入りません。続けても変わらず、自分を責めてしまう方を、私は何人も見てきました。

私が骨盤底筋に着目したのは、偶然がきっかけでした。一般的な骨盤矯正では産後の悩みを解決しきれず、独自の産後骨盤矯正を始めた頃——私はまだ、尿もれのことなど、何も知りませんでした。ところが、通ってくださった方々のほうから、「尿もれが楽になった」「長年の不調が軽くなった」と、次々に教えていただいたのです。

なぜ、手技を変えただけで、変化が起きたのか。私は考え込みました。当時、尿もれに対して医学が示す道は、ほぼ自分でのトレーニング一択。外科的な方法もあるにはありましたが、体への負担が大きく、後戻りもできず、よほど深刻でなければ選べないものでした。「鍛えてください」と本人に委ねるしかない——そういう状況だったのです。

「整体ならではの視点で、骨盤底筋にアプローチできないだろうか」——私は、自分の手技を一つひとつ解析していきました。そして、ある考えに行き着いた。それによって、それまで“なぜか楽になっていた”ものに、狙ってアプローチできるようになった。これが、2007年に組み立てた「骨盤底筋矯正」の始まりです。きついトレーニングを課すのではなく、まず骨盤全体の傾きや開きを整え、骨盤底筋が本来の働きを取り戻しやすい状態に導く。薬や手術ではない、手による施術です。

そうして、変化を感じてくださった方々の口コミで、私の施術は少しずつ広がっていきました。誰かに「ここがよかった」と伝えたくなる——その積み重ねが、今につながっています。

20年、数千人の体に触れてきて、私はこう考えています——私の施術は、骨盤底筋が本来の機能を取り戻すのを、手の側からサポートしているのではないか、と。

「治す」とは言いません。私がしているのは、あなたの体が本来持っている力を、取り戻しやすい状態に整えることです。早い方では、初回の施術後に体の変化を感じられることもありますが、感じ方には個人差があります。そして、良い状態を保つには、ここまでお話しした姿勢の見直しが欠かせません。手技と、日々の姿勢。その両輪です。

※当院の施術は医療行為ではなく、特定の疾患の治療や治癒を目的・保証するものではありません。体の機能・姿勢・コンディションを整えるための整体施術です。痛みや症状が強い場合、疾患が疑われる場合は、医療機関を受診してください。

Voices【体験談】実際にいただいた声

私の意見ではなく、実際に通ってくださった方が、ご自身の言葉でおっしゃったことを、そのままご紹介します。

体験談

「くしゃみのたびに気にしていたのが、しなくてよくなった気がします」

「もう歳だからとあきらめていたのに、変化を感じられて、気持ちが軽くなりました」

「体重は変わっていないのに、ズボンの入り方が変わりました」

※いずれも個人の感想であり、感じ方・変化には個人差があります。すべての方に同じ結果をお約束するものではありません。

FAQ【骨盤底筋Q&A】よくある質問

Q. 骨盤底筋が衰えると、どんな症状が出ますか?
代表的なのは、尿もれ・お湯もれ・エアもれ・便やガスの漏れといった「漏れ」の悩み、体型が戻らない、お腹のぽっこり、子宮や膀胱などが下がる骨盤臓器脱などです。一見バラバラに見えますが、いずれも「支える力・締める力」の低下と関わっています。
Q. 40代・50代・60代からでも骨盤底筋は回復しますか?
骨盤底筋は筋肉なので、年齢にかかわらず、働きを取り戻していくことは可能です。出産から5年、10年、20年経っていても、あきらめる必要はありません。即効性には個人差がありますが、「もう手遅れ」ということはありません。
Q. 反り腰やO脚と、骨盤底筋は関係ありますか?
私の20年の臨床では、反り腰やO脚、内股、脚を開いて座る癖のある方の骨盤底筋が緩んでいるのを、数えきれないほど見てきました。医学的に証明された一般法則として言うのではなく、私がこの手で確認してきた傾向として、深く関わっていると考えています。だからこそ、姿勢の見直しが大切です。
Q. 体操やトレーニングをしないと、ダメですか?
体操も有効ですが、骨盤が開いたり歪んだりしたままだと、正しく力が入りにくいことがあります。当院の「骨盤底筋矯正」は、まず骨盤を整えて、骨盤底筋が働きやすい状態に導く手技です。そのうえで、日々の姿勢を見直すことが、良い状態を保つ鍵になります。
Q. 便秘や痔、膀胱炎も骨盤底筋のせいですか?
正直にお伝えすると、便秘・痔・膀胱炎そのものは、骨盤底筋とは別の原因で起こるもので、「骨盤底筋を整えれば治る」とは言えません。ただ、骨盤や骨盤底筋を整えるなかで、こうした不調が楽になったとおっしゃる方がいるのも事実です。なぜかは正確には分かりませんが、起きていることとして、正直にお伝えしています。症状が続く場合は、医療機関の受診をおすすめします。

Related【症状別ガイド】尿もれ・お湯もれ・内臓下垂を詳しく知る

気になる症状があれば、それぞれの専用ページで、原因と対処を詳しくお話ししています。

・尿もれが治らない/パッドが手放せない → 尿もれを、整体に相談?
・産後の尿もれ → 産後の尿もれが治らない方へ
・産後の便漏れ → 産後の便漏れとは?
・お湯もれ → 【お湯もれ】産後のお湯漏れとは?
・体型が戻らない → 産後の体型戻し
・産後骨盤矯正って意味あるの? → 産後骨盤矯正は意味ない?

Finally【自分の骨盤底筋は今どうなっているのか】状態を知ることから始めませんか

骨盤底筋は、自分では見えない、触れない筋肉です。緩んでいるのか、どの程度なのか——ご自身の感覚だけでは、なかなか分かりません。だからこそ、手で触れて、確かめることに意味があります。

私は「治す」とは言いません。でも、あなたの骨盤底筋が今どういう状態かを手で確かめ、本来の働きを取り戻しやすいように整え、日々どう過ごせばいいかを、正直にお伝えすることはできます。くしゃみのたびに身構えるのが当たり前になってしまった毎日を、少しでも軽くするお手伝いができればと思っています。

骨盤底筋への手技は、当院の産後骨盤矯正コースのなかで行っています。コースや料金の詳細は、こちらをご覧ください。

産後骨盤矯正コースの詳細・料金を見る

ナチュラルカイロプラクティック院 院長 小松泰範

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この記事を書いた人

■ 肩書き
自由が丘の整体院  ナチュラルカイロプラクティック院 院長
整体・妊活・産後骨盤ケア専門家 / 著述家

■ プロフィール本文
2006年に東京・自由が丘で整体院を開設して以来、臨床歴20年の中で数千人を超える出産前後の女性をサポートしてきました。
「なぜ、手で触れると体が治るのか」——
この問いを20年追い続け、
メカノトランスダクションをはじめとする
現代医学の知見と手技療法の接点を
臨床と文献の両面から探求してきました。

私は、単に痛みを抑えるだけでなく、骨格構造から根本的に「体が整う環境」を作ることを使命としています。特に産後の尿もれや体型変化に対しては、独自の骨盤アプローチを確立。多くの女性に共通する「反り腰」や骨盤の歪みが、骨盤底筋の働きを著しく低下させている事実に着目し、筋トレを強いるのではなく、手技によって骨盤を正しい位置へ戻し、筋肉のロックを解くことで諸症状を改善へと導いてきました。病院や一般的な整体では解決しなかった「産後の構造的問題」を、20年の臨床経験に基づいた確かな技術でサポートいたします。

私生活では、双子を含む三児の父親でもあります。不妊治療の経験、過酷な育児、家庭での体の変化を身をもって知る「当院の当事者」としての視点も、私の治療の根幹にあります。

臨床の現場から得た「本物の一次情報」を発信し、皆様が健康で幸せな生活を送れるよう、自由が丘の地で全力でサービスを提供してまいります。

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整体は医療ではありません。
私たちは病気を診ることはしません。

私たちがしているのは、あなたの身体に触れ、
状態を見つめ、そこに潜む違和感を感じ取ること。
それは太古から連綿と続く、
人が人を癒やすための民間療法です。

病院の検査では「異常なし」とされる、
けれど自分では確かに感じる不調や違和感——
その「言葉にならない違和感」を、手技によって
一つひとつ紐解き、本来の健やかさへと繋いでいく。
それが私たちの使命です。

腰痛・尿もれ・産後ケア・妊活など、
皆さんが理解しやすい言葉を用いることもありますが、
私たちがそれらを治すと断言するものではありません。

■ 専門分野・実績
骨盤・反り腰の構造矯正(独自の産後骨盤アプローチ) ・産後トラブルの改善手技(尿もれ、骨盤底筋の機能回復) ・妊活環境づくり(自律神経・深部筋調整) ・延べ数千人の臨床実績

■ 著書 2冊

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