産後のひざ痛|産後のひざの痛みが治らない原因と治療法

出産後、育児に伴う膝の痛みは非常に一般的な現象です。当院の産後ケアを利用するママたちの約20%が膝痛を経験しています。膝が痛くなると、無意識に膝を避けて腰を頻繁に使うようになり、腰痛の原因にもなります。

しかし、病院では痛み止めを処方するだけで、根本的に治すことは期待できません。

産後の膝痛は、適切なケアで早期に回復が可能です。当整体院では、千人以上の膝痛を改善してきた信頼のあるケア方法がありますので、病院まかせではなく根本治療をお勧めしています。

目次

産後のひざの痛みの原因

産後の膝痛の原因は以下の通りです

  • ひざの筋肉のダメージ:育児による過度な使用や筋力不足が原因で筋肉が疲労し、膝に痛みが生じることがあります。頻繁なしゃがみや立ち上がり、子供の抱っこなどの動作が筋肉に過度な負担をかけます。
  • 痛みを伴う炎症 :膝関節や周囲の筋肉、靭帯に炎症が起こることで痛みが生じます。特に過度な使用や姿勢の悪化による負担が長期化すると、炎症が起こりやすくなります。
  • 疲労物質の蓄積: 筋肉の過剰使用により乳酸が蓄積し、筋肉痛やこりを引き起こすことがあります。特に、日常的に運動不足だった人が急に育児で活動量が増えると、乳酸の蓄積が増加します。
  • ひざ関節のズレ:体重増加や姿勢の悪化により、膝関節に過剰な負担がかかると、関節の軟骨がすり減ったり、関節炎が起こることがあります。これにより膝痛が発生します。

一般的に病院では以下のような理由で説明されることが多いです

  • 大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉):この筋肉は膝の安定性に重要な役割を果たしますが、筋力不足や過剰使用で痛みが生じることがあります。
  • ハムストリングス(太ももの後ろ側の筋肉):しゃがんだり立ち上がったりする動作でよく使われ、疲労しやすい部位です。
  • 腓腹筋(ふくらはぎの筋肉):子供を抱っこしている際に特に負担がかかりやすい筋肉です。
  • 半月板:膝関節内のクッションとして機能し、体重増加や不良姿勢によって損傷しやすくなります。

こんな膝の痛みありませんか?

★ はじめての膝の痛みでどうしてよいかわからない
★ 赤ちゃんを抱っこするときに膝が痛む
★ しゃがんだり立ち上がったりする度に膝に鋭い痛みを感じる
★ 膝をかばって育児をすると腰が痛い
★ 階段の上り下りが辛い
★ 老後が心配

産後のひざ痛の治療すべきは原因は2か所

出産後、育児に伴う膝痛に悩むママは多いですが、その原因が具体的に何なのかを詳しく診てもらえないことも少なくありません。ここでは、育児中によく見られる膝痛の主な原因について、膝窩筋(しっかきん)と膝蓋靭帯(しつがいじんたい)の2つの観点から詳しく説明します。

膝窩筋(しっかきん)の炎症【ひざの裏】

膝窩筋は、膝の後ろ側に位置し、膝を曲げたり伸ばしたりする動作に大きく関与しています。この筋肉が炎症を起こしやすい理由は以下の通りです:

  • 育児による過度な使用: しゃがんだり立ち上がったり、子供を抱っこする動作が繰り返されることで、膝窩筋に過度な負担がかかります。
  • 育児の不良姿勢: 子供を抱っこする際に前かがみになったり、腰を反らせたりする不良姿勢が続くと、膝窩筋にストレスがかかります。
  • 産後の体重増: 妊娠・出産後の体重増加は、膝関節全体にかかる負担を増加させ、膝窩筋に負担が集中します。
  • 靭帯の弱化: 妊娠・出産後のホルモンバランスの変化や運動不足により、筋肉や靭帯が弱化し、膝窩筋が炎症を起こしやすくなります。

膝蓋靭帯(しつがいじんたい)の炎症【ひざのお皿の下】

膝蓋靭帯は、膝の前側に位置し、膝蓋骨(ひざのお皿)と脛骨(すねの骨)を結ぶ重要な靭帯です。この靭帯が炎症を起こしやすい理由は以下の通りです:

  • 育児による過度な使用: 子供を抱っこしたり、しゃがんだり立ち上がったりする動作が膝蓋靭帯に過度な負担をかけます。
  • 抱っこの姿勢不良: 子供を抱っこする際に前かがみになったり、腰を反らせたりする不良姿勢が続くと、膝蓋靭帯に余計なストレスがかかります。
  • 産後の体重増: 妊娠・出産後の体重増加は、膝関節全体にかかる負担を増やし、膝蓋靭帯に負荷が集中します。
  • 靭帯の弱化: 妊娠・出産後のホルモンバランスの変化や運動不足により、筋肉や靭帯が弱化し、膝窩筋が炎症を起こしやすくなります。
  • 不慣れな動き: 育児中には不慣れな動きをすることが多く、膝蓋靭帯に強い負担がかかることがあり、これが炎症の原因となります。

これらの要因が複合的に絡み合い、膝痛を引き起こします。もし病院で「ただの膝痛」と診断され、詳しく見てもらえなかった場合でも、これらの情報を参考に自身の膝痛の原因を考えてみてください。

産後のひざ痛の治療方法:トリガーポイントセラピー

育児中の膝痛に悩むママの多くは、膝窩筋(しっかきん)と膝蓋靭帯(しつがいじんたい)の炎症が原因であることが多いです。このような膝痛に対して、最も効果的な治療方法の一つがトリガーポイントセラピーです。ここでは、トリガーポイントセラピーがどのように膝痛を軽減し、改善するかについて詳しく説明します。

トリガーポイントセラピーとは?

トリガーポイントセラピーは、筋肉内の緊張した箇所(トリガーポイント)を直接刺激して、痛みを緩和する治療法です。トリガーポイントは、筋肉が過度に緊張したり、ストレスがかかったりすることで形成される小さな「こり」のような部分で、これが痛みの原因となります。

膝窩筋に対するトリガーポイントセラピー

膝窩筋の炎症による膝痛に対しては、以下のようなトリガーポイントセラピーが効果的です

  • 直接圧迫: 膝窩筋のトリガーポイントを特定し、指や専用の道具を使って圧迫することで、筋肉の緊張をほぐします。
  • ストレッチ: 圧迫後、膝窩筋を優しくストレッチすることで、筋肉の柔軟性を高め、痛みを軽減します。
  • 適切な姿勢指導: 不良姿勢が膝窩筋のトリガーポイントを形成する原因となるため、正しい姿勢や動作の指導も行います。

膝蓋靭帯に対するトリガーポイントセラピー

膝蓋靭帯の炎症による膝痛に対しても、トリガーポイントセラピーが有効です

  • 周辺筋肉の圧迫: 膝蓋靭帯そのものに直接圧力をかけるのは難しいため、膝周辺の大腿四頭筋や腓腹筋などのトリガーポイントを圧迫します。これにより、膝蓋靭帯にかかるストレスを軽減します。
  • ストレッチとエクササイズ: 圧迫後、周辺筋肉のストレッチと適切なエクササイズを行うことで、靭帯の負担を減らします。
  • 体重管理と姿勢改善: 体重の管理や姿勢の改善も重要です。体重増加や不良姿勢が膝蓋靭帯にかかる負担を増加させるため、これらの改善も含めたアプローチが効果的です。

トリガーポイントセラピーのメリット

  • 即効性: トリガーポイントを直接刺激することで、即効性のある痛みの軽減が期待できます。
  • 非侵襲的: 針や薬を使わないため、副作用の心配がありません。
  • 根本的な改善: 痛みの原因となる筋肉の緊張をほぐすことで、根本的な改善が期待できます。

ひざ痛が完治したママの体験談

産後に膝痛を感じ、整形外科に3年間通院していた患者さんがいましたが、痛みは一向に改善しませんでした。運動不足と育児ストレスで体重が10kg以上増加し、痛みはさらに悪化しました。最終的に当院で産後骨盤矯正を受けることを決意し、トリガーポイントセラピーを試したところ、一度の施術で痛みが大幅に軽減し、5回の施術でほぼ完治しました。現在では山登りができるほど回復しています。

詳細な体験談は[こちら]をご覧ください。

もし、膝痛でお悩みの場合は、トリガーポイントセラピーを専門とする施術者に相談することをお勧めします。適切な治療を受けることで、育児に伴う膝痛を軽減し、快適な日常生活を取り戻す手助けとなるでしょう。

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この記事を書いた人

2006年から東京の自由が丘で整体院を開設して以来、私は数千人の出産後のママたちをサポートしてきました。皆様が健康と安心を取り戻す手助けをすることは、私にとって最も報われる仕事の一部です。

さらに、私自身も双子を含む三児の父親としての経験があり、これらの個人的な育児経験も治療に活かしています。家庭と職業の両方で得た知識を組み合わせることで、患者の皆さんに対してより包括的で理解のある治療を提供できると信じています。

私の目指すものは、臨床の現場で得た本物の情報を発信し、皆さんが健康で幸せな生活を送ることができるようサポートすることです。これからも、自由が丘の整体院で皆さんの健康と幸せのために、全力でサービスを提供してまいります

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