骨盤底筋矯正とは?【産後の尿もれを治す画期的な方法】Pelvic Floor Muscle Correction for Urinary Incontinence Care
「骨盤底筋矯正」とは、産後の骨盤底筋群を効果的に強化する画期的な方法です。特徴は即効性とトレーニングやリハビリが不要なことです。私が2007年に開発した独自の整体方法で、出産後の骨盤矯正の研究中に、骨盤底筋矯正が尿もれに大きな影響を及ぼすことを発見し、数千人の臨床で良い結果を継続している信頼と実績のある矯正方法です。
産後の【骨盤底筋矯正】とは!?
この骨盤底筋矯正の特徴はその即効性にあります。トレーニングやリハビリテーションは必要ありません。
副作用もなく、早い方では初回の施術後に尿もれが改善することもあります。しかし、この療法による効果を維持するためには、姿勢の改善や知識の習得が必要となります。
残念ながら、神経損傷が尿もれの原因となっている場合には、この療法の効果が限られる可能性があります。しかし、骨盤底筋の弱化による尿もれに対しては、この「骨盤底筋矯正」は有効な手段と言えます。
年齢に関わらず、多くの人々が「骨盤底筋矯正」による効果を期待することができます。この療法を通じて、尿もれという問題を克服し、日常生活をより快適に過ごすことが可能になります。
骨盤底筋が弛緩するとは?
骨盤底筋の弛緩とは 骨盤底筋は、骨盤の底部に位置する筋肉のことです。主な役割は、内臓や子宮、膀胱などの臓器を支え、尿や便のコントロールをすることです。また、骨盤底筋は性的快感の向上にも関与しています。 骨盤底筋の弛緩が引き起こす問題としては、尿漏れや便秘があります。骨盤底筋が弛緩すると、尿道や膀胱、直腸が十分に支えられなくなり、尿漏れや便秘の原因となります。 年齢と骨盤底筋の関係については、加齢とともに筋力が低下し、骨盤底筋が弛緩する傾向があります。また、妊娠や出産も骨盤底筋の弛緩を引き起こす一因です。妊娠中は、お腹の中に赤ちゃんがいるため骨盤に負荷がかかり、筋肉が伸びることで弛緩してしまいます。
【骨盤底筋】が衰えるとどんな症状がでるか?
骨盤底筋の弛緩が原因でおこる産後の兆候とは?
骨盤底筋が弛緩すると、いくつかの異なる症状が現れることがあります。これらの筋肉は膀胱、腸、および女性の場合は子宮を支える役割をしているので、以下のような症状が生じることが一般的です。
尿もれ・尿失禁
骨盤底筋の弛緩により起こる尿漏れの症状は、さまざまな形で現れます。具体的な症状としては、くしゃみや咳をする際に漏れることや、急な動作や腹圧がかかると尿が漏れることが挙げられます。 また、軽度の場合でも、頻尿や尿意を我慢することが難しくなることがあります。これらの症状は、骨盤底筋の衰えや弛緩によって生じるものであり、筋肉の力が弱くなることで、尿道を適切に閉じることができなくなるために起こります。
お湯もれ
産後の骨盤底筋の弛緩は、お湯もれという症状を引き起こすことがあります。 お湯もれとは、膣がリラックスした状態や筋肉のコントロールが低下した状態にある時に、お風呂から上がった後などに、膣内に残ったお湯が漏れ出ることを指します。 これは、骨盤底筋群の弱さや機能不全によって、膣と骨盤底が正常に閉じることができないために発生する
エアもれ(出産後の膣のゆるみが原因でおならのように空気が漏れて音が聞こえる事)
骨盤底筋と膣のゆるみ(膣弛緩)との関係は、出産後の女性に特に顕著な問題となり得ます。 膣弛緩は、主に出産による骨盤底筋の伸びや損傷が原因で、筋肉と組織が以前の緊張を取り戻すのが難しくなる状態を指します。 エアもれは、膣内に空気が溜まり、その空気が膣口を通って音を立てて漏れる現象を言います。この状態は、骨盤底筋の機能低下と直接的な関係があります。
便もれ・便失禁・おなら
骨盤底筋が弛緩または損傷を受けた場合、肛門括約筋のコントロールが不完全になり、急な便意に対して迅速に反応する能力が失われることがあります。これが便もれや便失禁につながる原因です。 便秘肛門括約筋と骨盤底筋は互いに依存関係にあり、括約筋だけでなく骨盤底筋も十分に機能しなければ、便失禁の問題が生じることがあります。これには、便の形状や量、さらにはガスのコントロールの失敗も含まれる場合があります。
便秘
骨盤底筋が弛緩すると、腸の活動が弱くなります。すると、腸のぜん動運動や腸の収縮がうまく働かず、便がうまく排出されずに便秘になってしまいます。 また、骨盤底筋が弛緩することで、直腸の角度が変わり、排便が困難になることもあります。 そのため、骨盤底筋の弛緩が便秘を引き起こす理由は、腸の動きが悪くなるため、排便が円滑に行われないためと言えます。 骨盤底筋の弛緩が便秘に与える影響は、便がうまく排出されずに蓄積されることで、腹痛や腹部の張りを引き起こすことや、排便が困難になり、便秘が慢性化することです。 骨盤底筋の弛緩による便秘は、女性に特に多く見られますが、男性でも起こることがあります。
脱腸・いぼ痔
骨盤底筋の弛緩は直腸と肛門の機能にも大きく関わっています。これらの筋肉が弱まると、脱腸やいぼ痔のリスクが高まることが知られています。以下は、骨盤底筋とこれらの状態との関係を示す点です。
- 脱腸(Hernia)の関係: 脱腸は、腹腔内の臓器や組織が本来あるべき腔を逸脱し、腹壁や他の筋肉の弱い部分を通じて突出する状態です。骨盤底筋が弱いと、特に膣脱や直腸脱(直腸が肛門周囲の組織を通じて体外に突出する)などの形で脱腸が生じやすくなります。
- いぼ痔(Hemorrhoids)の関係: いぼ痔は、肛門の内部または周囲の静脈が拡張し、痛みや出血を伴う状態です。骨盤底筋の弱さは肛門周辺の圧力増加につながり、結果的に静脈の拡張やいぼ痔の形成に寄与することがあります。特に妊娠中や出産後の女性は、骨盤底の筋肉が大きな圧力を受けるため、いぼ痔を発症しやすいです。
子宮脱・子宮下垂
骨盤底筋は、膀胱、直腸、子宮などの骨盤内臓器の位置とサポートを維持するための筋肉のグループです。これらの筋肉が弱まると、これらの臓器のサポートが不足し、位置が下がることで子宮脱(子宮の一部が膣を通じて体外へ突出する状態)や子宮下垂(子宮がその正常な位置より下に下がる状態)を招く可能性があります。
腰痛・骨盤痛
骨盤底筋と腰痛は密接に関連しています。骨盤底筋は、骨盤の安定性に寄与し、体のコア部分の筋肉群と協力して中心部のサポートを提供します。これらの筋肉が弱くなったり、機能低下を起こしたりすると、腰椎や仙腸関節に負担がかかり立位における腰痛の原因になっています。
膀胱炎の症状と原因
膀胱炎は、尿道から細菌が膀胱に侵入し、炎症が起きる病気です。一般的な症状としては、頻尿や尿意切迫、尿の量が少ない感じなどが挙げられます。また、排尿時の痛みや腰痛、下腹部の不快感もあります。 膀胱炎の原因の一つとして骨盤底筋の弛緩が挙げられます。骨盤底筋は膀胱や尿道を支える役割を持っており、その筋力が低下することで細菌が膀胱に侵入し易くなります。骨盤底筋の弛緩が膀胱炎の原因となる仕組みは、このような理由からです。
尿意消失(非常に稀なケース)※あまりに臨床例が少ないので参考になれば幸いです。
産後の尿意消失は非常に稀なケースになりますが、「骨盤底筋矯正」で回復した臨床経験があります。 即日、回復した人から変化のない人までさまざまです。 骨盤底筋への刺激が有効であったという事例は、神経が圧迫や微細な損傷から回復する過程で、筋肉を動かすことによって改善を促進した結果と考えることができます。 神経は刺激によって活性化されることがあり、この活性化が再生や機能の回復をサポートするために有用な場合があります。
骨盤底筋矯正はいつから施術を受けることができるのか?
出産後すぐに施術可能
一般的には、骨盤底筋の強化はトレーニングや器具を使用して行うため、産後2か月以上経過してからおすすめすることが多いですが「骨盤底筋矯正」は産後直後から施術が可能です。
いつまで効果あるのか?
いつまでも回復することが可能です。 出産後5年、10年、20年と時が過ぎても骨盤底筋の緩みが原因の症状の悩みはなくなりません。 骨盤底筋群はあくまで筋肉ですから回復は可能です。効果の即効性はもちろん影響は受けますがあきらめなくても大丈夫です。
骨盤底筋矯正の効果を継続する強化方法
骨盤底筋群はあくまで筋肉ですから、効果を継続するためには日ごろから姿勢を気に掛けることが重要です。 下記の方法は骨盤を正しく使い、腰痛の予防やヒップアップ、尿漏れなど骨盤底筋の弱化予防に効果的です。 ぜひ参考にしてください。
正しい姿勢で骨盤底筋群の強化
【反り腰】は絶対にダメ 立つときの姿勢はとても重要です。骨盤底筋が弱っていると「反り腰」になってしまい腰痛の原因にもなっています。 正しく骨盤を使うコツは、ひざを正面またはやや外向きにしておしりの穴をキュッと引締めて立つと効果的です。
歩く姿勢を変えて骨盤底筋群を意識する
【内股歩き】は絶対にダメ
座る姿勢で骨盤底筋群を意識する
【股関節を開いて座る】のはややダメ
- 【胡坐(あぐら)】に注意。あぐらは骨盤底筋群が緩むので脚は開き過ぎないように注意しましょう。
- 【お姉さん座り】に注意。
- 【脚を閉じてお行儀よく座る】産後は内転筋が弱くなり脚を拡げがちですが注意しましょう。
おすすめの整体コースは【産後骨盤矯正コース】
東京や神奈川で骨盤底筋のトラブルに対する効果的な自然療法をお探しの方、ぜひ一度私たちの整体院にご相談ください。専門のスタッフがあなたの悩みを丁寧に診断し、最適なコースを提案します。
それでは、皆さんのご来院を心よりお待ちしております。
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