育児でひざが痛いのはなぜですか?産後の整体で良くなりますか?
育児でひざが痛くなってしまった。
<産後のひざ痛>
育児でひざが痛くなるのはあまり知られていないのですが、実に多くのママが患っていいる症状です。
ひざが痛くなったママの感想は
・ひざが痛くなるなんて想像もしなかった!
・年寄みたいですごくショック!
・ヒアルロン酸やコンドロイチンを飲もうかしら?
・ひざ痛は治らないのでしょ?
・階段が上り下りがつらい!
・ひざが痛いときの対処方法は何ですか?
などといったさまざまな声が上がっています。
まず、一つ明確に伝えておきたいのは、「産後の膝痛は改善します」。どうか安心してください。
<高齢者のひざ痛>
高齢者の膝痛とは原因が異なります。したがって、ヒアルロン酸やコンドロイチンなどは必要ありません。高齢者の膝痛の主な要因は膝の軟骨の損傷や劣化、筋力の低下などの老化現象です。
<産後のひざ痛>
主な原因は育児による筋肉疲労です。育児では床に座る時間が増え、通常よりも立ったり座ったりする回数が増えます。また、スクワット抱っこなどで膝に負担が増える時期でもあります。出産後一か月以上経つと膝に疲労が蓄積し始め、それが痛みを引き起こします。
CASE Ⅰ
産後にひざを痛め整形外科に三年通院するもまったく治らず来院。
産後に膝痛を感じ、整形外科に3年間通院していた患者さんがいました。出産後しばらくしてから膝が痛くなり、病院で治療を受けるようになりました。しかし、膝の痛みはひどく、常にテーピングを施し湿布を貼っていました。
体を動かすことが困難になり、運動不足と育児ストレスが重なって体重は10kg以上も増えてしまいました。さらに体重増加により膝の痛みは悪化し、治ることはありませんでした。
3年もの間、何時か治ると願い続けたものの、産後のケアを怠ったことが原因かもしれないと考え、産後骨盤矯正を受けることを決め、当院に来院しました。
<骨盤とひざの痛みはもちろん関係ない>
前述の通り、骨盤と膝痛は直接的な関連性はありません。しかし、長期間病院に通っていたことで、膝痛は治らないのではないかと思い始め、一生痛みを抱えて生きる覚悟をしていました。
それでも「もしかしたら骨盤矯正をすれば治るかもしれない」という希望を胸に当院に来院しました。膝のトリガーポイントを見極めて施術したところ、一度の施術で痛みが大幅に軽減しました。
施術を5回受けたところ、痛みはほとんど消えました。それでも、念の為、更に5回ほど月1回のメンテナンスを続けました。現在では、山登りができるほど回復しています。
この症例は極端なものであり、膝痛が一回で治る人もたくさんいます。しかし、育児真っ最中の方は再発することもあります。
私自身、治りが早すぎて驚いた一方、もし全ての人がこれほど簡単に治るならばと思いますが、現実はそう甘くはありません。