腰痛でストレッチしていませんか? よくある勘違いストレッチで腰痛は良くならない
腰痛の原因は複数ありますが、ここでは椎間板性腰痛と筋肉性腰痛に焦点を当てましょう。腰のストレッチは一般的には前屈が主流ですが、椎間板性腰痛ではこの動作が逆効果となります。前屈によって椎間板が圧迫され、腰痛が悪化する可能性があります。
一方、筋肉性腰痛では、痛みの原因となる筋肉は深部にあります。通常のストレッチでは表層筋が主に伸ばされ、深層筋への刺激は限定的です。また、日常的な姿勢で常に筋肉を伸ばしているため、さらなる伸ばし過ぎは椎間板に負担をかける可能性があります。
では、痛みの患部に刺激を与える方法はあるのでしょうか?実は、答えは『収縮(コントラクション)』です。ストレッチとは逆の動きである収縮によって、痛んでいる筋肉に刺激を与えることができます。この収縮をゆっくり行うことで筋疲労や椎間板の負担を軽減し、深層筋に刺激を与えることができるのです。
したがって、腰痛改善を考える際には骨盤矯正だけでなく、ストレッチの代わりに収縮を取り入れることが重要です。この方法によって、痛みの患部に的確な刺激を与え、治療効果を促進することができるのです。