院長紹介|薬や保険診療という「武器」に頼らず、体そのものを見る理由

院長紹介|薬や保険診療という「武器」に頼らず、体そのものを見る理由

人の体は千差万別――。臨床を重ねるほど、この事実がはっきりしてきます。
だから私は、診断名や流行の情報に引っ張られすぎず、「目の前の体を俯瞰し、手で読み取り、本質に戻す」ことを徹底しています。


院長プロフィール

  • 小松 泰範(こまつ やすのり)
  • 日本カイロプラクティック医学協会 正会員
  • 自由が丘で開業19年(2006年〜)/のべ数万人以上を施術
  • 産後骨盤矯正・妊活骨盤矯正・トリガーポイント整体を軸に、全身の「回復環境づくり」をサポート
  • 双子を含む三児の父としての実体験を、産後ケアの理解に活かしています

はじめての方へ:当院は「医療の代わり」ではなく、体が回復しやすい状態を整える“補完的ケア”です。

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よくある質問(FAQ)


私の原点──子宮全摘宣告から始まった問い

私が「体を俯瞰し、本質に戻る」姿勢を貫くようになった原点は、家族の経験にあります。
妻が子宮全摘を示唆される状況に直面したとき、私は強く思いました。

「医学は完成された学問ではなく、日進月歩の学問だ。盲目的になってはいけない」
そして同時に、「目の前の体は、数値や名称だけでは語り切れない」とも。

結果として私たち家族は、その出来事を越えて、いま三人の子どもに恵まれています。
この経験は、医療を否定するためではなく、医療の価値を尊重しながらも“体を総合的に捉える視点”が必要だと確信するきっかけになりました。

医療と整体の違い──武器の違いではなく、役割の違い

医療には、薬や検査、保険診療という強力な仕組みがあります。
一方で整体師には、それらの“武器”はありません。

だからこそ私は、整体師として磨くべき力は別にあると考えています。
それは、体を俯瞰し、触れて反応を読み取り、その人に合う「回復の道筋」を組み立てる力です。

ここで誤解のないようにお伝えすると、当院は医療と対立する立場ではありません。
検査や治療を受けながらでも、体が回復しやすい状態(血流・緊張・冷え・睡眠・姿勢)を整えることはできます。
当院は、その“環境づくり”を担います。

施術の3原則──俯瞰・感覚・本質

1)医学の枠を超えて「俯瞰」する

診断名や症状の細分化にとらわれすぎると、目の前の体を見失うことがあります。
私は、内臓・骨格・自律神経・生活習慣・冷えまでを、ひとつながりの「構造」として捉えます。
そして「どこが冷えて、どこが固まり、どこが滞っているか」という本質に焦点を当てます。

2)「手の感覚」を信じる

知識や経験は、仮説を立てるための道具です。
最終判断は、手が触れた瞬間にわかる温度・硬さ・反応に従います。
同じ症状名でも、体の状態は人によってまったく違う――だから施術も、毎回細かく変えます。

3)シンプルな本質に帰る

一見複雑な不調でも、根をたどると多くはシンプルです。
「冷やさない、固めない、滞らせない」
この体の摂理に戻すことが、回復の最短ルートになることが少なくありません。

補足:当院の施術は“やさしいだけ”ではありません。深いコリや深部筋へ届かせるため、必要な場面では圧はしっかり使います(ただし、無理に痛みで押し切ることはしません)。

産後骨盤矯正は、俯瞰から生まれた

2006年、待望のわが子が生まれたとき、家族の喜びと同時に、私は整体師として強い衝撃を受けました。
出産直後の妻の骨盤が、これまで触れてきた骨盤とまったく違っていたからです。

従来の矯正法が「産後の開いた骨盤」に通用しなかった

それまで学んできた矯正法は、ズレや歪みには有効でした。
しかし出産で大きく“開いた骨盤”には、同じ理屈が通じない。
ここで私は、産後の骨盤を「歪み」ではなく「変化」として捉え直す必要を感じました。

100名以上の骨盤比較から見えた「自然の摂理」

出産経験のある骨盤と、そうでない骨盤。
構造、動き、可動域、弾力、内臓の位置――。
触れて比較し続ける中で見えてきたのは、ひとつの結論でした。

「産後の骨盤は、命を守るために“自然の摂理”として開く」
だからこそ、通常の矯正の延長では閉じない。

こうして「産後特化の骨盤矯正」が生まれました

この摂理に逆らうのではなく、むしろ利用して骨盤を整える方法を追求し、2007年から独自メソッドを本格導入しました。
以来、産後特有の痛み、体型、尿もれ、疲労、自律神経の乱れなどの相談に向き合い続け、口コミを通じて多くの方に選ばれてきました。

産後から妊活へ──同じ構造が見えてきた

産後の体を俯瞰していく中で、私はある共通構造に気づきました。
それは、妊活で悩む方に多い「冷え」と「深部の硬さ」です。

とくに、骨盤の奥で子宮のすぐ後ろを走る腸腰筋が冷えて固まると、
体は“守る力”を発揮しづらくなります。
医学的にすべてが因果関係として語られる領域ではありませんが、臨床では「環境が整うと流れが変わる」ケースを何度も見てきました。

こうして、産後で磨いた「俯瞰・感覚・本質」の考え方は、
妊活ケアにもそのまま活かされ、妊活骨盤矯正へとつながっていきました。

当院の4つの柱(詳しくはこちら)

※上記リンクは、実際のスラッグに合わせて調整してください(例:/trigger-point/ が未作成ならテキスト表示のみでもOKです)。

最後に──あなたの体には、変わる力がある

私が大切にしているのは、「治す」ではなく、体が回復へ向かう環境を整えることです。
体は工業製品のように単純ではありません。だからこそ、丁寧に俯瞰し、触れて、反応を読み、最短距離で回復に向かう道筋を組み立てます。

もし今あなたが、
「何をしても変わらない」「このままでいいのか不安」
そう感じているなら、まずは体の状態を一緒に確認しませんか。

あなたの体には、まだ“変われる力”が残っています。

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はじめての方へ

※当院のケアは医療行為の代替を目的とするものではありません。治療方針は主治医と相談のうえ、補完的ケアとしてご利用ください。